“元賞金女王”上田桃子が見た森田理香子

ParOn.(パーオン) / 2013年11月23日 18時2分

自身の経験に照らして現在の森田について語った上田桃子 大王製紙エリエールレディスオープン(2013)(3日目) 写真・鈴木祥

大王製紙エリエールレディスオープン(11月21~24日、愛媛県・エリエールGC松山、6442ヤード、パー72)

 賞金女王争いを経験した者には、その心境がよくわかるものなのだろうか――。

 大会3日目を終えた上田桃子は、順位を10アンダーの2位タイにし、逆転での賞金シード獲得へ大きく前進した。5バーディ、2ボギーの69でホールアウト。

 開口一番、上田は3日間、不動裕理と一緒に回ったが、そこでさまざまなことを学んだと語った。

「不動さんは子供のころからの大スターで、3日間で心技体のすべてが勉強になりました。ミスしても次のプレーでカバーする集中力はすごい。以前は不動さんの真似をしようとしても、できなかったのですが、年を重ね、経験を積むことでいろいろなことを実践できるようになりました」

 そして話はトップに立った森田理香子について……。上田は2打差で森田を追うが、森田は賞金女王へ向けて、上田は賞金シード獲得に向けた戦いとなる。目標こそ違えども、上田には一つだけ痛いほどわかることがある。

 それは現在の森田の心境だ。07年に賞金女王争いをした自身の経験を、現在の森田と重ね合わせて、こう語り始めた。

「彼女はシーズンの初めから勝利を重ね、賞金ランキング1位をキープしてます。今の状態は体力的にも相当疲れていると思うけれど、逆に技術があって調子もいいのだと思います」

 上田が続ける。

「いま(横峯)さくらちゃんと賞金女王を争っていますが、私のときと同じ。さくらちゃんは基本、打たない人なので、自分自身でスコアを伸ばさなければいけないというプレッシャーがあると思います。当時、私はご飯がのどを通らないこともありましたし、プレッシャーがかかる状態で、精神的にきついのはよくわかります。私は気合で女王を取るという気持ちの入りようでしたが、森田さんもさくらちゃんも残り1試合あるので、次戦を見据えてプレーしてくると思います。森田さんを見ていると、成績が上がらないときは表情も暗くなっていましたが、先週、さくらちゃんが優勝したことで、森田さんも吹っ切れたのではないかと思います。それで目の前の目標もしっかりしたんじゃないでしょうか」

 そうはっきりと自分の意見を語った上田も森田同様、目の前にある目標を達成するための迷いはない。

 シード権獲得に向け、単独6位以上が最低条件だが、これまでのプレーが継続できれば来季出場権は手に入れられるだろう。明日、上田の運命が決まる。

文・キム・ミョンウ

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