【2013賞金女王争い】Vol.1“一騎打ち”は開幕戦から始まっていた

ParOn.(パーオン) / 2013年11月25日 11時30分

横峯さくらとのプレーオフを制し、ギャラリーにボールを投げ入れる森田理香子 ダイキンオーキッドレディス(2013)(最終日) 写真・村上航

 2010年から3年連続で韓国勢に賞金女王の座を奪われていた国内女子ツアー。しかし今年は最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを残し、横峯さくらと森田理香子という日本人選手同士の争いに絞られた。

 思えば開幕戦のダイキンオーキッドレディスから、二人の“一騎打ち”は始まっていた。

 2日目を終えて森田が9アンダーの2位、横峯が7アンダーの3位タイ。同じ最終組でスタートした二人だが、先にスコアを伸ばしたのは、スタート5ホール中4つのバーディを奪った横峯。しかし森田は後半勝負を心がけ、13番でついに横峯をとらえて首位に並ぶ。さらに森田は17番でバーディを奪うが、横峯が最終18番(パー5)でピン横5メートルに2オンし、楽々バーディ。バンカーにはまりパーで終えた森田と再度並び、勝負はプレーオフに突入する。

 18番で行われたプレーオフ1ホール目、森田は4メートル、横峯は5メートルのバーディチャンスにつけ、優勝の行方はパッティング。まず横峯がこのパットを外し、森田が強気のパットで沈めて勝負あり。昨年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンに続く、ツアー通算3勝目を挙げた。

(続く)
「すごく落ち着いていました。スイングが昨年よりよくなって曲がらないと思える自分がいたので、そういう気持ちが大きかったと思います」

 森田は09年から岡本綾子に師事し、オフには全盛期の岡本のスイング動画を見てイメージを作ったという。その成果がいきなり開幕戦に出たことが、優勝を果たした大きな要因だったといえるだろう。

昨年は1勝を挙げて賞金ランキング7位に入ったが、2位3回、3位3回と惜しい戦いも多かった。森田は他を圧倒する飛距離を武器とし、昨年は年間11個のイーグルを奪って、16年ぶりに福嶋晃子の持つ記録(9個)を更新した。今季“打倒・韓国勢”の1番手に推す関係者は多数おり、

「やるからには(賞金女王を目指して)やらないといけない。今後、岡本さんの課題をクリアできれば、賞金女王も夢じゃないですね」

 周りの期待値の高さとともに、森田自身も賞金女王を意識するほど、ゴルフの手応えを感じていた。

 イーグル女王の賞金女王への挑戦は、ここから始まった。

○ダイキンオーキッド終了時の二人の賞金額
森田理香子 1位 1440万円
横峯さくら 2位 704万円


(Vol.2へ続く)

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