【2013賞金女王争い】2008年プレーバック 奇跡の大逆転! 古閑美保、初の賞金女王!!

ParOn.(パーオン) / 2013年11月27日 13時33分

「もう奇跡です。びっくりですよ」と、驚きながらも笑顔でインタビューに応える古閑美保 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(2008)(最終日)

 誰も予想できなかった。最終戦を迎えた時点で、賞金ランキング1位・李知姫と3位・古閑美保の差は約2200万円。古閑が女王になるためには、李が下位に沈んだうえ(単独9位以上なら李の賞金女王)で優勝が絶対条件。数字にすれば1パーセントもなかったかもしれない。しかし、土壇場で奇跡は起こった!

「運がいいとしかいいようがありません」

 6アンダーでホールアウトした古閑美保がロッカールームに戻っている間に、最初の“事件”は起こった。

 7アンダーの単独首位で最終ホールを迎えた全美貞がバンカーからホームランをして、アプローチを寄せきれずにダブルボギー。そして、6アンダーの不動裕理が左上1メートルのバーディパットを打つ場面で、人だかりができたクラブハウスのテレビ前に古閑が現れた。

「うっそー、見ていられない!」

 このときは、まだプレーオフがあるかもしれないぐらいの気持ちだったはずだ。ところが、不動は1メートルのバーディパットだけではなく、返しの1メートルのパーパットも外した。会場に響いたギャラリーによる2回目のどよめき。それを聞いて逆転優勝、そして逆転で賞金女王となったことを知った。
「もう奇跡です。びっくりですよ。こんなの初めての経験です。運がいいとしかいいようがありません」

 首位に3打差でスタートした古閑は、前半イーブンと伸ばせなかった。

「12番のバーディパットが10センチショートして、イラッとしたんです。そこから『もう絶対にショートしない』といい聞かせて、距離とライン、打ち出しだけを考えました。そうしたら13番から面白いように入りました」

 13番、14番、17番、18番で4つのバーディを奪った。李知姫の不調、全、不動のミス……。確かに運はあったが、最後まで戦い抜いた姿勢が賞金女王を引き寄せたといえるだろう。

「15番でボードを見たときに(首位の全)ミジョンと3打差あって、今日は届かないかなと思っていました。それでも精いっぱいやって2位とか3位に入ろうと……。優勝や女王のことはまったく考えていませんでした」

 これで年間4勝、初の賞金ランキング1位で2008年を終了した古閑。

「私は毎年、前年よりいい成績というのを意識しています。来年のハードルが高くなりそうですね(笑)。でも、今年は昨年以上に練習したし、来年も今年以上に練習すれば超えられると思います。不動さんのように、運がなくても勝てるような実力をつけたい」

 史上最大の逆転劇で、来年は古閑時代の幕開けとなる――。

(週刊パーゴルフ 2008年12月16日号掲載)

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