松山英樹 苦手コースも“たまたま”攻略して首位浮上

ParOn.(パーオン) / 2013年11月29日 19時32分

歴史的なルーキーイヤー賞金王は、今大会で決まるのか!? カシオワールドオープン(2013)(2日目) 写真・佐々木啓

カシオワールドオープンゴルフトーナメント(11月28日~12月1日、高知県・Kochi黒潮CC、7316ヤード、パー72)

 松山英樹が今週自力で賞金王を決めるべく、“苦手”コースを克服して首位タイに浮上した。

 明徳義塾高校時代から今大会の開催コース、Kochi黒潮CCは練習でよく訪れているコースだが、松山の中では「苦手」と、いいスコアを出せるイメージがないという。この日も前半はショット、パットとも不調で8番(パー3)までパーを重ね、“苦手”っぷりを発揮。しかし、9番(パー4)で2打目を2メートルにつけてバーディを奪うと、後半は5つのバーディを奪い、6バーディノーボギーの66と、この日のベストスコアタイをマーク。今大会、アマ時代を含めると5度目の出場となるが、初めてノーボギーのラウンドとなった。

「9番からは、短いバーディパットを打てる距離についたのがよかったと思います。苦手?このスコアはたまたまだと思います。結果がよかったので、明日、もっと気分よく回れると思います」

 先週に引きつづき、今週もショットの調子はよくない。ミススイングでもフェアウエーに残ったり、グリーンに乗ることが多々あった。いつもは、球が曲がりそうなときにフィニッシュで右手を離すことが多かったが、この日は左手を離したり、打ち終わったあと左手の親指ツケ根あたりを押さえ、異変を感じさせた。

「先週から左手親指のツケ根あたりに痛みがあって……。動くし、詳しくはわかりませんが。まあ、大したことないですよ」

 それでも後半は左手親指に負担のかからないようなカットスイングに切り替え、バーディチャンスを演出した。

「いい順位で終われているので、明日もいい順位で終わって優勝争いできるように頑張りたい。優勝をしばらくしていないので、勝ちたいという気持ちは強いですけど、その意識がありすぎてもよくないと思うので、今日みたいにゆっくりゴルフをしないと思います」

 優勝すれば文句なしで史上初のルーキーイヤー賞金王となるが、それどころか、1981年の倉本昌弘と並びルーキーイヤーの年間最多賞タイ記録となる。また獲得賞金は尾崎将司(94、96年)、伊澤利光(2001年)に次ぐ2億円突破で、伊澤利光の17試合を抜いて最短試合での記録となる。

 あと2日、歴史的な日は刻々と近づいている。

文・小高拓

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