横峯さくら 開き直って自分と向き合う

ParOn.(パーオン) / 2013年11月30日 19時10分

可能性がある限り、逆転賞金女王を目指す横峯さくら LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(2013)(3日目) 写真・村上航

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月28日~12月1日、宮崎県・宮崎CC、6451ヤード、パー72)

 3日目にアンダーパーをマークしたのは5人。横峯さくらもしっかりとそこに入り、1アンダーのラウンドで、通算5オーバーの15位タイに浮上。逆転賞金女王にかすかな望みをつないだ。

 前日までとうって変わって、笑顔の多いラウンドになった。今大会初のアンダーパーというのもあるが、明らかに心境の変化がもたらすものだった。

「昨日までは、ミスショットをしても悪くてもいいと思うようにして、そこでフタをしてしまっていた。悪いなりにもそこから試行錯誤してやろうと、自分に向き合えなかった。でも今日はそれができました。メンタル面は100点です」

 1番(パー4)では110ヤードのセカンドが5メートルにつき、これを決めて幸先よくバーディ。2番(パー5)では3メートル、3番(パー4)では6メートルにつけながら、これを沈めることができず、そこから12番までしのいでパーを重ねた。

「2番、3番で(バーディを)取れていたら流れがどうなっていたか……。もうちょっとパットが入ってくれればよかったのですが」

 13番以降は2バーディ、2ボギー。逆転に向けてのカウントダウンが始まってきた残りホールでスコアが動いた。

「『自分と向き合う』と口でいってるだけだったことが分かりました。その後は開き直ってプレーできました」

 スイングについても、トップが浅くなっていることを父の良郎氏から指摘された。見えない重圧と緊張感からプレーが硬く、スイングにも影響を及ぼしていたのは明らかだ。

「賞金女王争いは意識しています。(森田理香子との)差は開いてしまっているけど、開き直って、明日こそ自分のプレーをしたい。やるしかない」

 横峯の逆転女王の絶対条件は単独8位以上。その場合でも、森田が15位以下でフィニッシュすることが条件だ。3日目を終えて8位の吉田弓美子とO.サタヤのスコアは1オーバー。森田は3オーバーの11位タイ。可能性はきわめて低いが、可能性がある限り諦めないと語った横峯。

 最終日の平均スコアは森田69.8333に対し横峯は71.1667。データ上は不利だが、もうスコアを伸ばすしかない状況だ。開き直って攻めのゴルフを展開して、バーディを重ねるしか女王戴冠への道はない。宮崎に季節外れの“さくら”を咲かすことができるか。運命の日が迫る。

文・高桑均

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