森田理香子 初の賞金女王の影に岡本綾子の存在

ParOn.(パーオン) / 2013年12月1日 21時0分

仲間たちに祝福される森田理香子 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(2013)(最終日) 写真・鈴木祥

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月28日~12月1日、宮崎県・宮崎CC、6451ヤード、パー72)

 23歳のクイーンが笑った。

 横峯さくらとの賞金女王争いに競り勝ち、初の戴冠となった森田理香子。通算4オーバー12位でフィニッシュし、賞金136万円を加算。横峯さくら(3オーバー、7位タイ)に約130万円の僅差で賞金女王となった。

 森田は開口一番、

「すごく疲れましたけれど、うれしいです」

 と喜びの声を口にした。

 すべてが決まる最終日。1番のティグラウンドに立つ森田の表情には少し緊張の色がうかがえた。

 1番ホール(パー4)をパーで切り抜けると、続く2番(パー5)ではサードショットがピン奥15メートルについて、そこから3パットのボギー。

 バックナインは13番(パー5)でバーディを奪うも、15番(パー4)をボギーとしてスコアを落としてしまう。そして迎えた最終18番(パー4)、森田にバーディチャンスが訪れる。

 このバーディパットを決めれば3オーバーで、先にホールアウトしていた横峯と同じ順位になるため、賞金女王を確定させられたのだが……。

「順位は気にしちゃいけないと思っていても、どこかで気にしている自分がいました。(横峯)さくらさんはオーバーパーで来ていたし、もし最後まで待って、結果がダメだとしても受け入れようって……。そういう気持ちでプレーしていました」

 森田はこのバーディパットを外してパーでホールアウト。最終的に後続の結果を待つことになった。

「最後まで選手が上がるまでわからなかったですし、ロッカールームでキャディや先輩たちには、ほぼ大丈夫だよっていわれていましたけれど……」

 最終結果は7位タイの横峯と並んだ選手が他に4人いたため、横峯の獲得賞金が286万4000円となり、賞金総額で約130万円上回った森田に軍配が上がった。

「正直、ホールアウトしたときは賞金女王ということよりも、悔しい気持ちのほうが強かった。でも徐々にみんなに祝福されて実感がわいてきました」

 みんなの祝福――。それは師匠の岡本綾子の門下生たちにほかならない。大会に出場していた表純子、服部真夕のほか、青山加織も駆けつけていた。森田は祝福の言葉と門下生たちが用意した花束を受け取っていた。

 賞金女王に輝いた影に、岡本綾子の存在なくして語れない。森田は熱く語り始める。

「今年は岡本さんの存在が本当に大きかったです。思えば、足立香澄さんからゴルフの指導を受けたのがきっかけとなり、そのあと岡本さんとも知り合えました。そうした過程を振り返るとすごく感慨深いものがあります」

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