吉田弓美子は悔しさの残る大躍進イヤー

ParOn.(パーオン) / 2013年12月1日 19時9分

1年間ミーティング委員長として選手たちをまとめた吉田弓美子(前列左から5番目)を中心に盛り上がったLPGAツアー LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(2013)(最終日) 写真・村上航

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月28日~12月1日、宮崎県・宮崎CC、6451ヤード、パー72)

 ミーティング委員長を1年間務め上げ、年間3勝を飾った吉田弓美子。大忙しの1年がようやく終わった。

「今年はいろんなことがあって大変な1年でした。でも最終戦にも出られたし、いい成績も残せました。いい1年でした」

 賞金女王レースに話題が集中する中、初日首位タイ、2日目終了時で首位と2打差の5位タイと絶好の位置につけた。しかし3日目75、最終日は74とスコアを落としてフィニッシュ。ホールアウト直後は気丈に語ったが、クラブハウスではこらえ切れず大粒の涙を流した。

「絶対にもう1勝したいんです。賞金女王よりもそれが大事」

 10月以降、常にそういい続けた吉田だっだが、その夢はかなわず、賞金ランキングも先週の3位から5位に下げてしまった。それでも昨年の13位から8ランクアップ。ツアーきってのムードメーカにとって躍進の年になったのは間違いない。

 春先からルーリング問題などで揺れた国内女子ツアー。選手と協会のパイプ役としても多くの重責を担ってきた吉田にとっては、自身のプレーとともに、委員長を務めたことにより大きな収穫を得、成長できた。

「個人スポーツだから、あまりほかの人と話をする機会はありませんでしたが、今年はいろんなこと、いろんな人に関わって話ができました。自分に何が足りないのかわかりました」

 26歳という若さで選手を引っ張る役目は荷が重いと感じた時期があったかもしれない。それでも持ち前の明るさと行動力で常に先頭に立ち、プレーヤーとしても立派な成績を残した。

「来年は今年の経験を生かしてもっと頑張ります」

 今季の獲得賞金は8950万8900円。夢の1億円プレーヤーまであとわずか。豪快な笑いと大粒の涙。人情派委員長が賞金女王への挑戦を始めることになる。

文・高桑均

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