石川遼 悔しさと喜びと刺激

ParOn.(パーオン) / 2013年12月1日 19時9分

松山英樹の所属する東北福祉大学の阿部監督と、握手を交わす石川遼 カシオワールドオープン(2013)(最終日) 写真・佐々木啓 

カシオワールドオープンゴルフトーナメント(11月28日~12月1日、高知県・Kochi黒潮CC、7316ヤード、パー72)

 得意コースで優勝を目指し乗り込んだ高知で1オーバー、26位タイには悔しさが残った。

「来週のゴルフ日本シリーズJTカップに出るという目標がありましたが、今年は米ツアーで1年間やってきた中で、今大会で日本ツアー4戦目。そこまで簡単なことではありませんし、当然の結果として受け止めます。ここ数週間は、日本や中国、そして豪州でのISPS HANDA ワールドカップ・オブ・ゴルフに出場しました。いろんなコースをプレーしたことで、目がやられてしまったというか、グリーンでラインをまったく読むことができませんでした。頭が疲れていたのかもしれません。最終日は、スライスとフックを読み間違えてちょっとショックを受けたほどです」

 今季の日本ツアーでの最高順位は、三井住友VISA太平洋マスターズの2位タイ。賞金ランキングは64位で、最終戦の出場権獲得はならなかった。

 ただ、今大会では松山英樹に0.5ヤード差の289.5ヤードでドライビングディスタンス賞を獲得。表彰式では、優勝、そして賞金王になった松山と同席した。

「自分が、09年に賞金王になったときを思い出すと、〈将来は世界でやっていきたい〉という目標に向けた大きな一歩と考えました。英樹も夢や目標あると思いますから、それに向けての大きな一歩だと思います」

 ジュニア時代から戦ってきた松山が賞金王。“将来は同世代でプロの舞台で優勝争い、賞金王争いをしたい”と語り合った友も頂点に立った。

「ただ、自分が賞金王なったときより、英樹の賞金王はずばぬけた強さだと思います。自分は、09年は日本ツアーを主戦場にしていました。でも、今季の英樹は、米ツアーにも参戦しての賞金王。しかも、新人で賞金王というのは、難しいどころではなく、すごいのひと言で済まされるものではありません。それだけ、技術を持っている選手ということです」

 来季、石川と松山はそろって米ツアーを主戦場にする。

「お互い刺激しあって、“チームジャパン”ではないですが、世界で一番レベルが高いといわれる舞台で、二人で一緒に頑張って行きたいですし、お互いを高めていきたいです」

 二人とも賞金王経験者の“チームジャパン”。今後、世界での二人の活躍を大いに期待させてくれる結果でもあった。

文・井上兼行

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