収穫の多かった石川遼、キャディとの“あうんの呼吸”も光った

ParOn.(パーオン) / 2013年12月22日 21時35分

名タッグぶりを見せながら勝利に結びつけることができなかった石川遼 ザ・ロイヤルトロフィ(2013)(最終日) 写真・村上航

ザ・ロイヤルトロフィ(12月20~22日、中国・広州 ドラゴンレイクGC、6968ヤード、パー72)

 1組目のキラデク・アフィバーンラト、2組目のトンチャイ・ジェイディーが勝利し、その勢いを持続させたかった石川遼だったが、オールスクエアで迎えた最終18番(パー4)の2打目は、グリーン奥のラフへ。

「ちょっと目玉っぽくなっていた」

 という3打目は、トップして大きくカップを外してしまい、返しのパットも決まらず惜しくも1ダウンでマーク・ウォーレンに屈してしまった。

「初めて回った選手でしたが、安定していたし、序盤から手ごわい相手だったと思います。けれどパッティングも自信を持って打てていたし、食らいついていけたと思います。9番から3ホールは自分のショットがぶれていたので、相手に流れがいっちゃったかなという感じでしたが、13番からはショットがよくなってきて、このショットとパットだったら来年が楽しみだなと思いました」

 強敵との対決に、得るものも多かった石川。特にパッティングについては、前戦のタイランド選手権からコンビを組んでいる佐藤賢和キャディと、入念にパッティングラインを相談。

「これまでは自分からキャディにラインを相談することはあまりなかったんですけど、今回の佐藤さんに関しては違うなと。二人の呼吸というか、感性が合っていたと思います。僕がフックで佐藤さんがスライスと読んで、佐藤さんが合っていたこともありました。お互いに“あうんの呼吸”があるのかと思うし、信頼感ができている。2週間非常にいい感じでできました。チャンスがあればまたお願いしたいと思います」

 その“あうんの呼吸”の代名詞だったのが、15番(パー4)の第3打。

「グリーンに乗ってフック、手前がスライスの難しいラインでした」(佐藤キャディ)

 というカラーからの9メートルのパットを見事に沈め、会心のガッツポーズも見せた。


 石川は今大会5回目の出場。しかもこの2年は非常にスリリングな戦いを体感した。

「最後の最後までわからない戦いだったので、団体戦のそういう雰囲気も感じるし、非常に貴重な経験だったなと思いました」

 今年は米ツアーに本格参戦し、入れ替え戦も経験するなど大きな変化のある一年だった石川。2013年最終戦に敗れはしたが、来季に向けて大きな収穫があった大会だったといえるだろう。

文・石原健司

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