藤田寛之 世界のパワーに触れて再び世界を目指す

ParOn.(パーオン) / 2013年12月22日 21時33分

来季へのリベンジを誓った藤田寛之 ザ・ロイヤルトロフィ(2013)(最終日) 写真・村上航

ザ・ロイヤルトロフィ(12月20~22日、中国・広州 ドラゴンレイクGC、6968ヤード、パー72)

 アジア選抜対欧州選抜の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」最終日、シングルス戦が行われ、藤田寛之はベルント・ウィスバーガーと対戦し、3アンド2で敗戦。ワールドランキング52位と今回の欧州選抜では最上位のウィスバーガーに対して藤田は145位と、ランキング通りの結果となってしまった。

 藤田は1番(パー5)からバーディでポイントを奪うが、3番(パー3)でボギーとしてポイント献上。5番(パー4)でバーディを奪われたが、7番(パー3)で6メートルのバーディパットを沈めて追いつき、前半はオールスクエアで折り返す。

 しかし後半に入って地力の差が出た。
 
 ウィスバーガーは10番(パー4)で1メートル、11番(パー5)で2メートルをモノにして連続バーディで2アップ。逆に藤田は13番(パー3)でアプローチミスから4メートルのパーパットを外して、3ダウン。14番(パー4)、15番(パー4)で連続バーディを奪ったが、藤田の内側につけていたウィスバーガーもきっちりバーディを奪い、スキを見せずに、そのまま3アンド2で勝負は決した。

「早い段階でバーディを取って、自分が相手にプレッシャーをかけられるようなプレーができず、最終的に引き離されてしまったというのが残念ですね。内容的にはよくも悪くもないという感じでしたけど、相手が自分を上回るプレーという感じでした。13番のアプローチミスも痛かったですね。最後だったから勝ちたかったし、チームに貢献できなくて残念でした」

 13番は、ピッチエンドランで転がして寄せるつもりが、思った以上に早く止まってしまい4メートル残った。パッティングも含めて、藤田らしいショートゲームが影を潜めた。

「グリーンが硬そうに見えて柔らかかったり、逆だったり。南のほう特有の芝なので、あまり経験がないですね。芝目もあると思って膨らませて読んだり、意識しすぎてしまいました。日本ツアーはキレイなグリーンばかりですが、メジャーも含めて海外では慣れていない芝に苦戦することが多いです日頃の環境の違いを今回も感じました」

 今年1年、ショットに悩んだが、大会直前の打ち込み、今大会で実戦を通してやっていくなかで光明を見いだせた。

「ドライバーがこすり球ばかりでしたが、つかまったボールが増えてきました。体を開かずにしっかりと残す意識でよくなりました。今頃気がつきました。シーズン終わりなのに……。この課題を来シーズンまでにクリアして、来年は今年のようなことがないように、メジャーとかWGC、そしてこういう団体戦に出られるようにワールドランキングを上げたいですね。また世界の舞台でゴルフがやりたいですよ」

 藤田のドライバーとウィスバーガーの3番ウッドの飛距離が変わらないなど、あらためて世界のパワーを肌で感じ、刺激を受けた。また世界の舞台に戻るために、44歳は挑戦意欲を燃やす。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング