谷原秀人 8位タイで収穫のある4日間

ParOn.(パーオン) / 2014年1月13日 15時2分

8位タイに入り、多くの収穫を得た谷原秀人 ソニーオープン・イン・ハワイ(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

ソニーオープン・イン・ハワイ(1月9~12日、米国ハワイ州・ワイアラエCC、7068ヤード、パー70)

 首位と3打差、6位タイからスタートした谷原秀人。2番(パー4)でバーディ先行し、6番(パー4)でボギーとするものの7番(パー3)、9番(パー5)でバーディ。前半二つスコアを伸ばしハーフターンした時点で、1打差3位タイに浮上。日本人4人目のPGAツアー優勝も視野に入った。

 しかし11番(パー3)、13番(パー4)でショットのミスからボギー。その後は14番(パー4)でバーディを奪ったのみ。優勝には届かなかったが、4バーディ、3ボギーの69、通算10アンダーで8位タイに入った。

「後半ボギーボギーじゃなくてバーディバーディだったら面白かったんですけどね。優勝を意識したかったですが、ショットがそういう状況じゃありませんでしたからね。フェアウエーに打って、いいところからバーディチャンスにつけられるようじゃないと厳しいですね」

 昨年末の12月30日から、スクエアグリップをフックグリップにして新しいスイングに取り組み始めたばかり。ハンドファーストに当てることで飛距離アップと精度を高めるのが狙いだ。

「1回1 回ハンドファーストの意識を強く持たないと当たらない。最終日は、ヘッドが先に出て左に飛ぶことが多く、それを嫌がってプッシュするミスも出ました。疲れが出てくるとまだまだですね。今日はその状態の中でよくがんばったと思います」

 予選ラウンドと比べるとティショットは安定感を欠き、ピンを刺すアイアンショットの回数が少なかったが、一定の手ごたえを感じている。グリーン回りのバミューダ芝に苦戦してボギーを打つ場面はあったが、芝目の強い難グリーンで4日間3パットなしというパッティングも好成績の一因である。

「バミューダ芝はアジアでもやっているし、この大会も何度も出ているのでイメージだけでなんとなくタッチを合わせられました。3パットなしは相当自信になります。最終日も気持ち的には緊張もせず、予選ラウンドからと同じ気持ちでできました。予選ラウンドはいいゴルフができたので、それを4日間続けられるようにスイングを固めていきたいです」

 ゴルフの内容、結果だけでなく、先週優勝したばかりのザック・ジョンソンと同組で回れたことも大きな収穫という。

「ザックは飛距離も変わらないのに、メジャー(マスターズ)を勝ったり、長くPGAツアーで戦える選手の精度の高さは勉強になりました。それに僕が今取り組んでいるのと同じフックグリップの選手。自分がどういう方向性か見えてくるし、あれぐらいの精度にしたいですね」

 新スイングのお手本ともいえる選手を目の前で見られる収穫もあった。そして、副産物もあった。トップ10に入れば次戦に出場できるのがPGAツアーのルール。次週のヒューマナチャレンジは招待試合のため対象外だが、その翌週のファーマーズインシュランスオープン(1月23~26日、米国カリフォルニア州・トーリーパインズ)の出場権を得て、出場する予定だ。再び世界の舞台で新スイングを試すことができる。

「米ツアーとか世界メジャーとか考えていませんが、とりあえず日本では、早く1勝を挙げて自信をつけて、昨年以上の成績を残したいですね。賞金王? 徐々にそうなるようにしたいですね」

 もともとショートゲームには定評のある谷原。新スイングがしっかり身につけば、世界でも十分戦えることを感じさせてくれる4日間だった。

文・小高拓

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