【コラム】自信に満ちたP・リードは「世界のトップ5」入り?

ParOn.(パーオン) / 2014年3月11日 15時5分

世界トップ5入りを宣言したパトリック・リード 写真・村上航

 WGC-キャデラック選手権で勝利したパトリック・リードは23歳。これはWGC(世界ゴルフ選手権)の最年少優勝記録で、これまで24歳前にツアー通算3勝を挙げたのはタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、セルジオ・ガルシア、ロリー・マキロイの4人だけ。そうそうたるビッグネームに名前を連ねることになったから、まさに新星の登場だ。

「タイガーに憧れて育った」

 というリードはウッズのトレードマーク、赤いシャツに黒いパンツというスタイルを通す。しかしそのプレースタイルは、確実に勝利を手に入れるために“コンサバ”なものだった。

 開催コースは“ブルーモンスター”の異名をもつツアー屈指の難コース。多くのホールで池が絡み、トッププロが簡単にボギー、ダブルボギーを出す。特にコース改造された今年は難易度が増し、4日間で池に落ちたボールは合計318個。これまで最多だった2004年の220個を大きく上回る記録となった。

 最終18番ホール(パー4、471ヤード)も左から大きく池がせり出す難ホール。16番でパーをセーブしたリードは、先に上がったバッバ・ワトソン、ジェイミー・ドナルドソンに2打差でこの最終18番を迎えた。ティグラウンドに立ったリードが手にしたのは3番アイアン。絶対に左の池には入れないと打ったショットは右のラフ。これも徹底して安全に7番アイアンでフェアウエーの残り80ヤードに刻むと、最後はウェッジでグリーンのセンター、ピンまで10メートルに乗せた。

 世界ゴルフ選手権というビッグタイトルがかかれば第3打の残り80ヤードのウェッジショットも、10メートルを2パットで納めることも決して簡単じゃないだろう。それがリードは、ファーストパットを見事に50センチに寄せると堂々とボギーパットを沈めて1打差で逃げ切った。その勝ち方は23歳とは思えない自信に満ちたもの。ルーキーだった昨年8月、ウィンダム選手権で初優勝。今季は1月のヒューマナチャレンジにも勝ったからこの8カ月で3勝だ。

「世界のトップ5に入ることが目標」

 というリードはこの勝利で、

「今の僕は世界のトップ5に入っていると思う。このフィールドで勝利したのはその証明だ」

 といってのけた。

 リードはこれまでメジャー大会に出場したことがない。4週後に控えたマスターズがリードにとって初メジャーとなる。オーガスタの最終日、赤いシャツにグリーンジャケットを着ることができるだろうか?

文・武川玲子

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング