アン ソンジュ 相棒復帰で作戦成功

ParOn.(パーオン) / 2014年4月6日 19時26分

相性バツグンのキャディが復帰し結果につながったアン ソンジュ ヤマハレディースオープン葛城(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

ヤマハレディースオープン葛城(4月3~6日、静岡県・葛城GC、6540ヤード、パー72)

 すっかり慣れっこになった葛城GC名物の強風を受け、この日も各選手がスコアメークに苦しむ中、1バーディ、1ボギーと安定感抜群のゴルフを見せ、みごとに昨年9月以来となるツアー通算14勝目を挙げたアン ソンジュ。最終日の今日もガマン強いゴルフで、吉田弓美子とのマッチレースを最後の最後で制した。

「今年はクラブを替えたり、メーンスポンサーにもついてもらったりして、早く結果を出したかったです。開幕から結果が出なくて、悲しくて、悔しくて。でも無理をしないで自分のプレーだけを見て、すごくガマンすればチャンスは来ると思っていました。こんなに早く今季の初優勝が来るとは思っていなかったのでうれしいです」

 そう話したアン。デビューからの過去4年間は、平均バーディ率では1位、3位、4位、1位と攻撃的なゴルフが持ち味だが、今週はひたすらガマンを貫いた。この裏には、12年まで3年間アンのキャディを務め、1年のブランクを置いて今季から再び復帰した森本真祐さんの存在が大きい。

「アグレッシブにいきたいところはありましたが、キャディと作戦を立てて、とにかく手前から、手前から攻めることに決めました。よしっ、と思って攻撃したくなったときもうまくコントロールしてくれたおかげです。やっぱり息が合っていましたね」

 連続賞金女王に輝いたあとは、賞金ランキング4位が2年続いた。他を寄せつけない強さを見せつけたアンの姿は影をひそめた。そして迎えた今季は、スタートからアンを不安が襲ったが、再びトップに返り咲くためにキャディと立てた作戦どおり、リスク回避のゴルフに徹し、勝利を呼び込んだ。

「次の目標は2勝目もそうですけど、激しいゴルフをしないことです。波を少なくしたいです。今はまだ賞金女王のことは考えていません。でも去年のような賞金女王争いに加わって、いい勝負がしたいです」

 最後に本音を静かに吐露したアン。これで賞金ランキングは2位に浮上。アン自身が語るように、女王については時期尚早かもしれないが、攻めも守りも自在に操る名タッグの復活で、今季はさらなる勝利を重ねていきそうだ。

文・高桑均

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