20歳のJ・スピース ウッズ越えなるか

ParOn.(パーオン) / 2014年4月13日 13時13分

大会最年少優勝記録達成も見えたジョーダン・スピース マスターズトーナメント(2014)(3日目) 写真・鈴木祥

マスターズトーナメント(4月10~13日、米国ジョージア州・オーガスタナショナルGC、7435ヤード、パー72)

 タイガー・ウッズの欠場、フィル・ミケルソンが予選落ちの今年のマスターズで、ニュースターが誕生しようとしている。3位タイで決勝ラウンドに進んだ20歳のジョーダン・スピースは、第3ラウンド、4バーディ、2ボギーの70で回り、通算5アンダーでバッバ・ワトソンと並んで首位に立った。

「今日はコースがすごく難しかった。グリーンも硬くてどこまでも転がった。イーブンパーならいいと思ってプレーしていたので、終盤に2つ伸ばせたのはラッキーだった。バッバ(ワトソン)がどういうプレーをしているのかわからなかったけれど、スコアを見てコースが難しいと思ったと同時に、僕は自信を持つことさえできた」

 14番(パー4)で2打目を80センチにつけてバーディ。続く15番(パー5)はティショットを右の林に打ち込むが、3打目を3メートルにつけてバーディと、この日は2つスコアを伸ばし、終盤スコアを落としたワトソンと並んだ。

 スピースは、米国では将来を嘱望されてきた逸材である。高校時代は全米ジュニアで2勝(2009年、11年)を挙げ、同大会での複数回優勝はタイガー・ウッズ以来2人目と注目を集めた。2012年にプロ転向すると13年はスポンサー推薦で試合に出場し、プエルトリコオープンで2位、7月のジョンディアクラシックで初優勝を遂げた。まだ19歳での優勝だったが、米ツアーでは史上4人目。1931年のラルフ・グルダール以来、82年ぶりの快挙だった。

 その後も順調に成績を残し、賞金ランキングは9位。そして昨年の「ザ・プレジデンツカップ」の米国選抜にも選ばれた。今年に入っても優勝こそないもののトップ5に3回。世界ランキングも13位につけている。

 そしてマスターズに初出場を果たした。毎年同じコースで開催されるマスターズは、1979年のファジー・ゼラー以来、初出場での優勝者は出ていないが、スピースは準備にぬかりない。

「ミスター・クレンショーからこのコースは経験が必要だとアドバイスをもらったり、彼のキャディからもいろいろ教えてもらった。水曜日にはミスター・ニクラスとディナーをして彼からも多くを学んだと思う」

 マスターズ6勝のジャック・二クラスや2勝のベン・クレンショーからも期待されている。

「最終日最終組は夢が叶ったよ。おそらくこれまでにないほど緊張すると思う。どれだけ落ち着いてプレーできるかがキーになると思う」

 20歳のスピースが優勝すれば、タイガー・ウッズの持つ21歳3カ月の最年少優勝を更新する。米ツアーでも世代交代が叫ばれる中、スピースが時代の流れを変える。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング