練習場で悪くてもコースで安定した石川遼の考え

ParOn.(パーオン) / 2014年4月21日 9時28分

いい流れで次週帰国する石川遼に国内ツアーでの活躍を期待! RBCヘリテージ(2014)(最終日) 写真・鈴木祥

RBCヘリテージ(4月17~20日、米国サウスカロライナ州・ハーバータウンGL、7101ヤード、パー71)

 大会最終日、22位タイからスタートした石川遼は4バーディ、2ボギーの69と二つスコアを伸ばして、通算3アンダーで18位タイに入った。

 難易度18番目とバーディを取りやすい2番(パー5)でパー、同17番目の5番(パー5)ではボギーと、バーディを取りたいホールで伸ばせなかった。悪い流れになりかけたが、6番(パー4)で5メートルのバーディパットを沈めて耐える。

 折り返した10番(パー4)は1メートルのパーパットを外してボギーとしたが、続く11番(パー4)、12番(パー4)ともに6メートル、15番(パー5)で3メートルを沈め、悪い流れをパッティングで食い止めた。

 上がりの17番、18番はバーディチャンスにつけるもモノにできずに、二つ伸ばしたに留まったが、悪い流れになりそうでもすぐに取り返して、崩れる様子がなかった。

「今日は昨日まで入っていなかった、6メートルぐらいの長いパットのラインが読めるようになりました。前半二つのパー5はバーディバーディで行けるホールなのでパー、ボギーでは2、3打損してしまっているし、1メートルも外したり、内容は悪くないけど、まだまだだなと思いました」

 初日から同様、この日のスタート前の練習ではスイングに納得していない様子だったが、コースに出れば安定感は高かった。

「スイングの状態はよくて50パーセントという感じの中でやっていましたが、すごくいいという確信がなくてもそこまで曲がらない感じで、(スコアを伸ばした2日目以降)ゴルフになっていたという感じです」

 この4日間は、ティショットがわずかにフェアウエーを外れることもあり、フェアウエーキープ率は60.71パーセント(60位タイ)だったが、パーオン率は68.06パーセント(6位タイ)と高い数字がそれを物語る。

 練習場とコースでは何が違うのだろうか。少し考えながらこう答えた。

「今の状態を僕はよくないと思っていて、練習場では常に模索、模索で何がいけないのかというのを考えています。だから球は散らばっています。コース上ではほとんどスイングのことを考えずに、一番いい球筋をイメージして打っています。集中力さえしっかり保っていれば、いいスイングができる状態になっているのかなと思います。ただ、理想のスイングという感じがないので、そこらへんモヤモヤしています」

 かつての石川はスイングの状態が悪いときは、コースの中でもスイングのことを意識していたが、今は、スイングが悪くてもコースではスイングのことを考えずにプレーできている。それが124位タイから巻き返せた要因だろう。

 次週は日本に帰国して、つるやオープンと中日クラウンズの2試合に出場する。

「プロになってから慣れ親しんだコース、2年ぶりの出場なのですごく楽しみにしています。自分の成長も感じられると思います」

 米ツアーで早々にシード権を決め、一回り大きくなった石川の姿を日本で見せる。

文・小高拓

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