【コラム】ゴルフの神様がほほ笑んだ M・クーチャー、次はメジャー獲りへ

ParOn.(パーオン) / 2014年4月22日 16時9分

最終18番、バンカーショットでチップインバーディを決め、優勝をたぐり寄せたマット・クーチャー 写真・鈴木祥

 今季未勝利ながら絶好調のマット・クーチャー(米国)が米国サウスカロライナ州・ハーバータウンで開催されたRBCヘリテージでついに逆転勝利、ツアー通算7勝目は、なんともドラマチックなフィニッシュだった。

 ルーク・ドナルド(英国)に1打リードで迎えた17番パー3。1.2メートルのバーディチャンスにつけながら、まさかの3パットでボギー。通算10アンダーで並んで最終18番を迎えた。

 このとき、きっと多くの人が「クーチャー、また勝てないのか?」と思ったに違いない。

 クーチャーは今大会で4試合連続の優勝争い。バレロテキサスオープンで4位タイ、シェルヒューストンオープンではプレーオフで敗れ、前週のメジャー初戦、マスターズもチャンスがありながら5位タイに終わったばかりだ。

「パットを外したとき、少しショックだった。でも嫌な思いを断ち切るのはうまくできたと思う。やってしまったことは仕方ない。もうどうすることもできないとしっかりと受け入れた」というクーチャー。

 最終18番パー4ではフェアウエーから5番アイアンで打った第2打がグリーン手前のバンカーへ。

 万事休すかと思われたが、このバンカーショットでチップインを決めるとバーディを奪い、通算11アンダーで先にホールアウト。

 1打を追うドナルドは最後までバーディを奪えず、クーチャーの勝利が決まった。

「僕はいつもゴルフの神様を信じている。どんなに苦しくても戦い続けていれば、必ずいつかは僕の番が来ると。幸運なこともあれば不運なこともある。だけどそれを受け入れて、何が起こっても次に進んでいく。そうすればきっと自分の番が回ってくる」(クーチャー)

 この勝利で世界ランキングも5位に浮上。35歳のクーチャーが目指すのはもちろんメジャー制覇、今季のメジャーは大いに注目だ。

文・武川玲子

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