フェービー・ヤオ 川奈の風は難しくなかった

ParOn.(パーオン) / 2014年4月27日 19時33分

台湾にも風が強いコースはたくさんあるから難しくは感じなかったというフェービー・ヤオ フジサンケイレディスクラシック(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

フジサンケイレディスクラシック(4月25~27日、静岡県・川奈ホテルGC富士C、6367ヤード、パー72)

 川奈の風を制したのは、日本ツアー参戦3年目、台湾出身の21歳、フェービー・ヤオだった。

 特に、海沿いの15番からは3日間で最も強い風が吹き、スコアを崩す選手が続出。15番パー4の2打目地点から16番パー5にかけて、ホールの左サイドにあたる海側の樹木に伐採や剪定など手入れを施し、景観がよくなった代わりに、風を遮るものもなくなったのだ。

 しかし、ヤオには何のプレッシャーにもならなかった。今日ラウンドした59人の中で唯一のノーボギー。このコース特有の目の強いコーライグリーンも、ヤオの得意とするところだった。

「台湾にも風が強いコースはたくさんあるから、そんなに難しくは感じませんでした。確かに風は強かったけど、危ないところに行きそうな向きではなかったですし。台湾にいるころによく練習をしていた、淡水にある台湾ゴルフ倶楽部は、ここのように海に沿ってはいませんが、海に近いコースでした。台湾ゴルフ倶楽部もコーライグリーンでしたし、このコースは3年目ですが、芝目に乱れがないので好きなんです」

 日本のツアーでプレーすることを決めたとき、台湾の先輩であるト阿玉や黄玉珍からアドバイスを受けた。米女子ツアーで活躍するヤニ・ツェンとは、試合のほかにもスポンサーのイベントで一緒になることがあり、その練習量が励みになっているという。

「ト阿玉さんからは、まずは日本ツアーになじむこと、選手や習慣になじんで初めてツアーで戦える、とアドバイスをいただきました」

 日本ツアーになじむため、昨年、現在のフェービー・ヤオに登録名も変更した。

「本名のヤオ・シュエイーではカタカナで表記しても読みにくく、なかなか名前を覚えてもらえなかったので、覚えてもらえるような名前をつけようと。フェービーというのはギリシャ神話の月の女神からとって、父がつけてくれました。狩人という意味もあるようです」

 ほかにも先輩方からの“日本は礼儀の国だからとにかく礼儀正しくね”というアドバイスを常に頭におき、日本のツアーでの活躍を目指していたヤオ。

「こんなに早く優勝できるとは思っていませんでしたので、不思議な気持ちです。飛距離も出るほうではないので、来年あたり優勝できればと思っていました」

 今季の目標はトップ3に3回入ることだという。まず1回目は3位どころか1位。あとの2回も3位といわず頂上を目指したい。

文・武井真子

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