フォン シャンシャン ホールアウト後に1罰打の内容

ParOn.(パーオン) / 2014年5月10日 21時44分

アクシデントの中でも首位を走るフォン シャンシャン ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(2014)(3日目) 写真・佐々木啓

 首位を走るフォン シャンシャンだが、3日目のホールアウト後に1打の罰が課せられた。内容は次のようなことだ。

 11番グリーンで球にアドレス後、傾斜によって球が動いた。本人は傾斜(重力)によって動いた場合、ゴルフ規則18-2b例外(※1)が適用され無罰だと思ったという。ただし、競技者が正しい処置が分からず不確かなときに、罰が課せられないようにすることにあるゴルフ規則3-3を採用し、2球打って(1.動いた位置から、2.リプレースして元の位置から)ホールアウト(ともにボギー)。その後の事情聴取の結果、ゴルフ規則裁定集12-2b/1により、1打の罰でダブルボギーと訂正された。

※1
ゴルフ規則18-2b アドレスしたあとで動いた球

プレーヤーのインプレーの球がアドレスしたあとで動いた場合(ストロークの結果として動いた場合を除く)、プレーヤーはその球を動かしたものとみなされ、1打の罰を受ける。プレーヤーがストロークを始めたあとや、ストロークのためにクラブを後方に動かし始めたあとに球が動き、その球をストロークしてしまった場合を除き、その球はリプレースされなければならない。
例外:プレーヤーが球を動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実な場合、規則18-2bは適用しない。
 ゴルフ規則裁定集とは、ゴルフ規則の公式な解釈を示すもの。具体的な例を挙げてゴルフ規則を補足している。これによると18-2b/1には、次のようにある。

「アドレス後に動いた球:動いたのは重力の影響かもしれない」
質問:プレーヤーが球にアドレスした後で、その球が動いた。その時は無風状態であり、局外者もおらず、プレーヤーが球を動かす原因となっていないことも明らかであったので、球が動いた原因が分からなかった。プレーヤーは自分が球を動かした原因ではないので、重力の影響の結果、球が動いたに違いなく、したがって規則18-2b例外が適用されると思った。この場合、どのように裁定すべきか。

回答:プレーヤーは規則18-2bに基づいて1打の罰を受け、その球はリプレースされなければならない。重力の影響は規則18-2b例外の要件を満たしていない。この例外はプレーヤーが自分の球が動いた原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実な場合にのみ適用する。この基準に合致するためには、観測可能な要素(例:風、水、局外者)が球を動かす原因となっていることが分かっているか、ほぼ確実でなければならない。そうでなければ、プレーヤーが球を動かす原因となったものとみなされ規則18-2bが適用となる。(2014年追加)

 2012年のゴルフ規則改訂で18-2bに例外が追加され、「風によって球が自然に動かされたことが明らかであれば、罰はなく、球は新しい位置からプレーしなければならない」という事例が知られることになった。一方で「傾斜によって動いた場合も同様なのか?」という疑問も残ったことから、2014年のゴルフ規則裁定集の改訂では明確に「例外の要件を満たしていない」とされたわけだ。フォン シャンシャンの場合は、リプレースして打った球が採用されて、ボギーではなくダブルボギー。アマチュアゴルファーの皆さんも、傾斜で動いたときはご注意を。

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