今年の日本プロは新・世界基準での戦いに!

ParOn.(パーオン) / 2014年5月12日 20時31分

ゴールデンバレーGCのフィニッシングホール、18番。やはり池が絡んでいる 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(2014)(事前情報) 

 今年の日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯(6月5~8日)は、USGA(全米ゴルフ協会)方式において日本最高のコースレート77・4を誇る兵庫県・ゴールデンバレーGCが舞台となり、プロゴルファー日本一を決めるにふさわしい大会となりそうだ。

 日本プロゴルフ協会は5月12日、開催コースのゴールデンバレーGCで記者会見を行い、コースセッティングなど大会概要を発表した。

 コースレートとはコースの難易度を表す数字で、簡単にいえばその数字で回ればパープレーといえるもの。77・4という数字を聞いただけでも、その難しさが容易に伝わる。ちなみにマスターズの舞台となるオーガスタナショナルGCのコースレートは76・2で、それを上回る、世界基準のコースである。

 ゴールデンバレーGCだが総距離は7233ヤードとそれほど長くないが、フェアウエーは決して広いとはいえず起伏があり、池やクリークが点在。日本では珍しく、グリーンのすぐ横まで池が絡むホールがある。どれほど難しいセッティングにするのかと思いきや、倉本昌弘PGA会長は違った視点を述べた。

「今の海外のメジャーは、新・世界基準であります。コースを難しくするためにコースを長くし、フェアウエーを狭くし、グリーンを硬く、速くするのが昔のやり方。今はその日の状況、風の向き、湿度などからピン位置を難しくしたりやさしくしたり、ティグラウンドを前に出したり、後ろに下げます。ゴールデンバレーGCさんは、それができるコースです。チャレンジさせたい、難度を上げるなど、コース側と相談をしてティグラウンドの位置を変え、押すところと引くところを持ちながらやっていきたい」
 これまでメジャーといえば、深いラフや硬いグリーンに苦しみ、我慢する選手の姿を見ることが多かった。しかし、最近の海外メジャーをみると、ラフは出すだけという深いラフは少なくなり、1オンを狙わせるパー4があったり、短いパー3があったり、日によってティグラウンドの位置を変えるなど、選手が攻撃的な一面を見せてギャラリーを沸かせるシーンも多い。日本でも新・世界基準のメジャーのセッティングを目指すというわけだ。

 トーナメントディレクターを務める平野浩作氏は次のように説明した。

「日本プロはプロの技術を引き出させる大会です。グリーンのスティンプメーターは12フィート、コンパクションは24程度。グリーンの面が多いので、ピン位置によってマネジメントが非常に大切です。ラフも例年は120ミリと伸ばすことが多かったですが、今回は100ミリいかないぐらいにしたい。出すだけではなく、フライヤーと相談しながらチャレンジしてもらいたいですね」

 82回目を迎える日本最古のメジャーは、新・世界基準でプロの技術を引き出しながらギャラリーを沸かせる大会になりそうだ。

文・小高拓

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