勝世代の橋本千里さん「私も頑張らないと!」で大金星

ParOn.(パーオン) / 2014年5月19日 21時25分

まさかの快進撃に、橋本千里さん自身もビックリした様子だった 全米女子オープンゴルフ選手権セクショナルクォリファイング(2014) 写真・村上航

全米女子オープンゴルフ選手権セクショナルクォリファイング(5月19日、愛知県・東名古屋CC西C)

 またしても高校生がやってのけた。先月の勝みなみさんのツアー優勝から1カ月。アマチュア旋風が吹き荒れる中、今度は世界一の女子ゴルファーを決める全米女子オープン(6月19~22日、米国・ノースカロライナ州、パインハースト ナンバー2)日本予選会で、16歳の橋本千里さん(ルネサンス豊田高校1年生)が並み居るトッププロを押しのけ、見事に出場権を獲得したのだ。

 橋本さんは地元の名古屋出身で、4月に16歳になったばかり。勝さんとは同学年で、友人でもある。ゴルフを始めたのは9歳。その後、2011年には中部ジュニアゴルフ選手権に優勝。昨年は国内ツアーにも3試合出場しており1試合は予選通過を果たしている。同世代の中ではある程度名は知られていたが、まさかの海外メジャー出場を実現し、本人も少し驚きを隠せなかった。

「ビックリというか、でもすごくうれしいです。この東名古屋CCがホームコースで、冬の終わりごろにこの大会のことが貼りだされていて、出てみようかなと思いました。海外の試合にはジュニアの大会で2回行ったことがありますので、これで3回目です」
 地の利を生かし、無欲の出場権獲得といったところだろうか。それにしても最近のアマチュア選手の活躍には目を見張るものがある。

「最初は習い事のような感じでしたが、小学校4年生のときに初めて試合に出て、同い年でうまい子がいて、その子に勝ちたいなと思った。いろんな試合で会うので、もっと上を目指したいなと思うようになりました。中学に入ってからはプロの試合も見ていて、出てみたいな、予選会にも出て通りたいなと思っていました。目標はプロを目指したいです」

 中学1年から止まってしまったという身長は151センチ(くらい)と小柄。好きなクラブはパターで、ショートゲームが得意という。第1ラウンドはパットに苦しみ74としたが、第2ラウンドはパターが面白いように入り、7バーディ、2ボギーの67でベストスコアをマークし、堂々と権利を獲得した。

「まぐれです。ラッキーが続いただけです。実力ではありませんよ。ジャマすると怒られるので荷物持ちに徹しました(笑)」

 初めてキャディを務めた母の和己さんも娘の快進撃に目を丸くして驚いたが、36ホールの激戦は運だけでは通らない。ジュニアの大会でしのぎを削っている勝さんの優勝も刺激になっていたようだ。

「(勝)みなみちゃんなら勝てると思っていました。さすがだなと思いました。アマチュアが頑張っているので、自分も頑張らないといけないと思いました。みなみちゃんも日本で頑張っているし、せっかくこういうチャンスをもらったので米国で頑張ってきます」

 日本人女子アマチュア選手の全米女子オープン出場は5人目。“勝世代”が今度は海を越えて活躍することになる。

文・高桑均

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