【コラム】ショートゲームを武器に夢をかなえたB・トッド

ParOn.(パーオン) / 2014年5月20日 11時22分

優勝を決め、奥さんと喜びを分かち合うブレンドン・トッド 写真・Getty Images

 ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のブレンドン・トッドが、テキサス州ダラス郊外のTPCフォーシーズンズリゾート(パー70)で開催されたHPバイロン・ネルソン選手権でツアー初勝利を飾った。

 最終日に66をマークするとマイク・ウィア(カナダ)、ルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)らメジャーチャンピオンを抑え2打差で勝利した。今季のツアー初勝利はこれで8人目だ。

 2007年にジョージア大を卒業しプロ転向したが、決して順風満帆ではなかった。08年は下部ツアーでプレーしすぐさま1勝、09年はPGAツアーでプレーした。しかし翌年のシードは確保できずに再び下部ツアーへ。予選会を経ては下部ツアーと行ったり来たり、それでもトッドは諦めなかった。

「大学時代に活躍したときからぜったいにいつかはPGAツアーで勝てる、そう信じていた」と元ジョージア大のトッド。

「ほんの少し時間が掛かってしまったけれど、こうして勝つことができた。本当に夢がかなったよ」

 このパワーゴルフの時代にトッドは決してロングヒッターではないこと。平均飛距離は279.6ヤードで166位。しかしフェアウエーキープ率は65パーセントを超えて35位。グリーンを外したときのセーブ率は62パーセントを超えて23位。平均パット数は28.6で27位だからショートゲームがトッドのゴルフを支えているのだ。

「この勝利で僕はPGAツアーを2年間プレーできる」とシードの確保に胸をなで下ろすトッド。そして何よりもうれしいことはマスターズの出場権を得たことだ。

「ジョージア大出身の僕にとってオーガスタは本当に特別なところだった。学生時代に毎年1年に1度だけプレーした。あの場所に戻れることは本当にうれしい」

 ショートゲームを武器にオーガスタをどう戦うか、楽しみだ。

文・武川玲子

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