B・ホーガンゆかりの地 攻略の鍵はショットバリエーション

ParOn.(パーオン) / 2014年5月20日 18時0分

偉大な選手、ホーガンの大会 写真・Getty Images

5勝を挙げた得意コース

 先週、テキサス州にてHPバイロン・ネルソン選手権が行われたが、米PGAツアーは今週も同州でクラウンプラザインビテーショナル・アット・コロニアル(5月22~25日、コロニアルCC)が開催される。

 同大会は、1946年からスタート。コースがあるフォートワース在住のベン・ホーガンは通算で5勝しており、コースは“ホーガンズアリー(ホーガンの通り道)”と名づけられた。

 ホーガンは1912年生まれ。板金屋をしていた父が事業不振を苦に自殺したため、少年時代は駅で一日中新聞売りをしてベンチで夜を明かすことも珍しくなかったという不遇な時代を過ごした。

 ゴルフと出合ったのは11歳のとき。地元のグレンガーデンCCでキャディを始め、プロゴルファーの道を選択した。

 苦労してフェードボールを生み出し、46年に13勝、47年に7勝、48年に10勝と、トップ選手の座を確かにしていった。しかし49年、自動車を運転中に大型バスと衝突する大事故を起こしてしまった。

 一命は取り留めたものの骨盤の複雑骨折、鎖骨、肋骨(ろっこつ)の骨折などを負い、競技ゴルフに再び戻ることは不可能だと見られていた。

 しかし、不屈の闘志で奇跡的な復活を果たし、50年の全米オープンで優勝をつかみ取った。

 そんなホーガンゆかりの地で行われる大会に、ジョーダン・スピース、マット・クーチャー、ブラント・スネデカー、石川遼、松山英樹らが参戦予定。

 かつてホーガンは、

「ここはストレートボールが生きない唯一のコースだ」

 と語った。ショットバリエーションを駆使しなければ攻略できない“ホーガンズアリー”での戦いを制するのは誰か。

文・岩田禎夫
Weekly Pargolf(2014年6月3日号)掲載

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング