テレサ・ルー、意識改革だけで1R23パットをマーク!

ParOn.(パーオン) / 2014年6月1日 17時34分

最終日23パットで圧勝劇を演じたテレサ・ルー リゾートトラストレディス(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

リゾートトラストレディス(5月30~6月1日、兵庫県・関西GC、6510ヤード、パー72)

 まさに、テレサ・ルーの一人旅だった。前半こそ前日首位の表純子らとデッドヒートを繰り広げていたが、最終組が前半のハーフを終了した時点で、2位以下に3打差をつけての単独首位に躍り出ると、後半に入って、バーディラッシュ。通算15アンダーで2位以下に5打差をつける圧勝劇を演じた。

 その原動力となったのは、間違いなくパッティングだ。なんとアウト12パット、イン11パットの計23パットでホールアウト。8バーディ、ノーボギーの64をマークし、“パット・イズ・マネー”の金言を実行して見せた。

「2週前のほけんの窓口レディースの練習日に、フォン シャンシャンと一緒にラウンドしたんです。そのとき、シャンシャンがパッティングでは結果を考えるなと。自分のストロークがうまくいったかどうかが重要であり、入る、入らないは問題じゃないとアドバイスしてくれたんです」

 今までは結果ばかりにとらわれすぎていたルーだが、自分のストロークを見失っていた。

「ああ、なるほどと思いましたね。そう言う考え方があるのかと」

 さらに、その大会終了後、母国の台湾に帰った際、日本女子ツアーの永久シード選手であるト阿玉と会い、悩みを打ち明けた。

「優勝に対してあせっていた時期ですが、優勝するチャンスは十分にある。今はあせらずに、自分のゴルフに集中することが一番大切だよといわれました」

 先を見ようとせず、今できることに集中しようというわけだ。元々メンタルに不安のあったルーは、アドバイスどおりに、目の前の一打にのみ、この日は集中。途中経過のスコアボードをほとんど見なかったという。それがパットに対する集中力も生み、スコアを伸ばすことにつながった。これで、昨年のミズノクラシック以来、待望のツアー2勝目を飾ったルー。次の目標と聞かれると、

「んー……、やっぱり3勝目ですかね」

 と、満面の笑顔を見せていた。

文・山西英希

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