メジャーの全米オープンがパインハーストで3度目の開催! 3人の注目選手とは

ParOn.(パーオン) / 2014年6月10日 18時0分

メジャー2勝目を目指し戦うA・スコット 写真・Getty Images

世界1位で迎える初のメジャー大会

 今週は、メジャーの全米オープン(6月12~15日、ノースカロライナ州・パインハーストナンバー2)が開催される。

 パインハーストはナンバー1~8まであり、中でも有名なのが本大会を開催するナンバー2だ。設計はドナルド・ロス氏。英国から来たロス氏は、生涯をパインハーストで過ごした。

 ここで最初に全米オープンが開かれたのは1999年。まれに見る大激戦を制したのは、ニッカーボッカーとハンチング帽子がトレードマークのペイン・スチュワートだった。

 最終ホール、4.5メートルのパーパットをねじ込んでフィル・ミケルソンを1打かわし、劇的な優勝を飾った。

 しかし、その年の10月、自宅から試合会場に向かうチャーター機の故障により、キャビン内が酸欠状態となってパイロットらが気を失った機体は墜落。スチュワートを含む4人の乗客と二人のパイロットが落命。非常に悲しい出来事だった。

 2回目は2005年。ニュージーランド出身のマイケル・キャンベルが、タイガー・ウッズを2打差で下し、メジャー初優勝を遂げた。

 3回目となる今年は、ウッズ不在で行われる。当初の予定では、この試合を復帰の目標としていたが、回復は思ったより遅く、間に合わなかった。

 そこで注目されるのが、ウッズに代わって世界ランキング1位に君臨するアダム・スコットだ。5月に行われたクラウンプラザインビテーショナル・アット・コロニアルで優勝し、好調を維持してメジャーを迎える。

 また、スコットが勝った同週の欧州ツアー、BMW PGA選手権ではロリー・マキロイが最終日7打差を逆転して勝利。

 テニスのキャロライン・ウォズニアッキさんとの婚約解消を発表した週に優勝し、メンタル面の強さを見せた。

 もう一人、目が離せないのは、99年にスチュワートに1打差で敗れたミケルソンだ。彼は昨年、全英オープンに快勝して生涯グランドスラムに王手をかけている。全米オープン終了後には44歳の誕生日を迎える。残された競技生活はそう長くはない。ミケルソンは持てる力のすべてをぶつけて、全米オープン優勝を目指している。

文・岩田禎夫
Weekly Pargolf(2014年6月24日号)掲載

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

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