深堀圭一郎、縦の距離感重視の作戦が的中!

ParOn.(パーオン) / 2014年6月6日 19時49分

ベテランの経験と技が生きたラウンドで7位タイにつけた深堀圭一郎 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(2014)(2日目) 写真・村上航

日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(6月5~8日、兵庫県・ゴールデンバレーGC、7233ヤード、パー72)

 ベテランの経験と技が生きたラウンドだった。午前中から降り始めた雨の影響でグリーン上が軟らかくなっていると思った深堀圭一郎は、ピンが立っている面にボールを落としても、大きくオーバーすることはないと判断した。

 確かにグリーンはアンジュレーションがあって難しいが、ピンが立っている面だけを見れば、それほど起伏は激しくない。しかも、あることに気がついた。

「グリーン面をよく見ると、お椀をひっくり返した形なんですよ。だから、ピンと同じ面にさえボールが落ちれば、自然と寄っていくんです」

 アイアンショットの縦の距離感さえ間違わなければ、ある程度のバーディ数は計算できるという読みどおり、深堀は6個のバーディを奪う。もちろん、数ヤード刻みの距離を打ち分けられる技術があってこその成せる技であることはいうまでもない。

 さらに、この日は集中力も高まっていた。前日、ティショットを左サイドのOBゾーンに打ち込んだ9番パー4でのことだ。ティショットを放つ瞬間、車のクラクションが突然耳に入ってきた。またOBかと思いきや、ボールを引っかけることなく、フェアウエーをキープすることができた。

「集中しながら打ったほうが、いいことって起こりやすいんですね」

 と深堀。首位と3打差の7位タイは好位置だが、決勝ラウンドは予選と同じようにうまくいくとは考えていない。

「間違いなくピンの位置を左右に振ってくるでしょうね。今までのようなラッキーといったご褒美はないでしょう。いかに無駄なボギーをたたかずにプレーできるかが、上位に生き残れるカギだと思います」

 03年に日本オープンのタイトルを取ってはいるものの、日本プロはデビュー当時から欲しかったタイトルであり、何度もチャンスを逃してきた苦い思い出もある。

「こんな自分でもたまに頑張ると喜んでくれる人がいますからね」

 と謙遜して見せたが、秘かに2つ目の日本タイトルを狙っていく。

文・山西英希

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