松山英樹 バーディ奪取力で最終日巻き返す

ParOn.(パーオン) / 2014年6月15日 12時8分

最終ホールのバーディで最終日に期待を持たせた松山英樹 全米オープン(2014)(3日目) 写真・佐々木啓

全米オープン(6月12~15日、米国ノースカロライナ州・パインハースト ナンバー2、7562ヤード、パー70)

 全米オープン第3ラウンドが行われ、メジャー初優勝を狙う松山英樹は、イーブンパーの14位タイからスタートしたが、4バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを落として、通算4オーバーの23位タイに後退した。

 上位進出を狙いたい3日目の序盤に苦しんだ。2番(パー4)のフェアウエーからの2打目をグリーン左に外すと、アプローチを2メートルに寄せるが決められずにボギー。続く3番(パー4)は、フェアウエーからの2打目はピンまで144ヤード。9番アイアンで放つと、ボールはピンに真っすぐ飛んだ。しかし、グリーンに落ちてから思いのほか跳ねてグリーン奥の砂地へ。3打目のアプローチはショートして再び砂地へ。4打目はピンを越えてグリーンをこぼれ、そこから寄せて1パットのダブルボギー。続く4番(パー4)は2打目をガードバンカーに入れて3メートルのパーパットを決められずにボギー。わずか3ホールで4つスコアを落としてしまった。その後ショットは本調子でなかったが、ボギーのあとにすぐにバーディを取り返す形で耐えた。最終18番は砂地からの2打目を5メートルに寄せて、価千金のバーディ締めだった。

「最初のほうで崩れたのは残念でした。いいショットを打っても距離感が合っていなかったり、大きなミスになって、コースにうまく対応できませんでした。それでも、ショット、アプローチ、パッティングすべて良くない中で、最後は粘れて良かったと思います」

 ダブルボギーになってしまった3番の2打目に加えて、9番(パー3)もピン手前5メートルほどにキャリーしたが、わずかの差でグリーン奥の刈り込まれた部分まで転がり、ボギーにつながってしまった。

「グリーンが硬くなったとは感じていなかったんですけどね。(いいショットがオーバーしたことは)わからないですけど、自分のショットがよくなかったのかと思います。でも、最後まで気持ちを切らさずにやれて良かったです」

 この日のアンダーパーは二人だけで、平均スコアは73.821だったことが難しさを物語る。松山はショットの1~2ヤードの差でスコアを落とし、パインハースト ナンバー2のワナにはまった形だが、出だしでスコアを落としたことから考えれば、中盤以降耐えられたのは価値がある。

「自分の調子があまりよくないので、あと1日だけでも調子がよくなることを、自分でどうやったらよくなるかを一晩考えて過ごしたい。明日も1ホール1ホール消化して、結果的にいいスコアで上がりたいです」

 松山の3日間のバーディ数は10個で全選手中4位タイの数。首位を独走するマーティン・カイマーの12個とそん色ない。この難コースでバーディを取れる力を見せているだけに、耐える力とバーディ力で上位進出を狙う。

文・小高拓

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