横峯さくら 緊張は悪いものではない

ParOn.(パーオン) / 2014年6月21日 13時47分

夫の助言で緊張を力に変えた横峯さくら 全米女子オープン(2014)(2日目) 写真・佐々木啓

全米女子オープン(6月19~22日、米国ノースカロライナ州・パインハースト ナンバー2、6649ヤード、パー70)

 全米女子オープン第2ラウンド、50位タイからスタートした横峯さくらが、1イーグル、2バーディ、2ボギーの2アンダーと、ミッシェル・ウィーやレキシー・トンプソンと並ぶこの日のベストスコアの68で回り、通算2オーバーで首位と6打差の7位タイに急浮上した。

 アウトスタートの横峯は、3番バーディ、4番ボギーで迎えた5番(パー5)。フェアウエーからピンまで205ヤードの3打目を9番ウッドで2オンに成功。15メートルのイーグルパットをねじ込み流れを作る。10番(パー5)でボギーとするも、その後はすべてパーオンする安定したショットを見せ、14番(パー4)で5メートルのバーディパットをモノにした。

 この日は緊張を力に変えて躍進した。

 第1ラウンドは、スタートから3ホールぐらいは手が震えるほと緊張し、この日も1番ティでは緊張をしていたという。

「緊張は悪いものではないんです。打ちたくないという思いではなく、欲に変えてと言われました」

 夫でありメンタルトレーナーの森川陽太郎氏の助言が的中した。

「緊張するということは、欲が出ている証拠です。ここ最近は、欲がなくてOKラインとのバランスが良くありませんでした。今大会のOKラインは、難易度の状況に合わせてどれぐらいの距離かある程度設定していますが、アプローチが寄ればOKということに決めました。今日は良かったと思います」(森川氏)

 大会前にOKライン(ストレスをためないためのボーダーライン)を低くしたまま欲を上げたいと話していたが、そのバランスがよくなったという。

 現在首位に6打差と優勝を狙える位置につけている。

「まだ2日間あるので優勝の意識はありません。明日終わってみて順位にこだわりたい。いい位置にいたら優勝を狙いたいと思います。以前は緊張したら“大丈夫”とフタをしていましたが、緊張が悪いものじゃないんだとびっくりしました。今は緊張を受け入れています。アンダーパーで回れたのは自信になりますし、いい経験値になりました」

 海外メジャーで優勝争いとなると緊張は生まれるものだが、その緊張を力に変えられるのは強い。今日の難コースでの68は残り2日、大きな自信になった。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

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