竹谷佳孝がツアーデビュー8年目で初V、メジャー制覇の快挙!

ParOn.(パーオン) / 2014年6月22日 20時33分

8年目にしてつかんだビッグタイトルでようやく家族に恩返しができた竹谷佳孝 日本ゴルフツアー選手権森ビル杯(2014)(最終日) 写真・村上航

日本ゴルフツアー選手権森ビル杯(6月19~22日、茨城県・宍戸ヒルズCC、7402ヤード、パー72)

 またもや日本ゴルフツアー選手権で初優勝者が誕生した。無名の竹谷佳孝が大きなプレッシャーを跳ね除け、通算17アンダーでツアー初優勝を手に入れた。

 今大会が初優勝の選手は2009年の五十嵐雄二、11年のJ・B・パク、12年の藤本佳則、13年の小平智、そして今回の竹谷で4年連続、5人目となった。

「昨日と同じで、すごく緊張していました」という竹谷。

 トップタイから初めての最終日、最終組でのスタートで、同じ組には張棟圭と李尚熹の韓国の勢いのある若手二人が入った。

「プレッシャーを感じていた」

 という竹谷の言葉とは裏腹に、韓国人選手二人に一歩も引けを取らないゴルフでスコアを伸ばしていった。

  今大会、絶好調のパットがまたもや光った。

 2番(パー5)で8メートル、3番(パー3)は6メートルのパットを沈めて連続バーディ。7、8番の連続ボギーのあと、9番では7メートルを強気のパットで沈めた。

 さらにその後、10番から13番まで連続バーディ。この5連続バーディで、途中、李尚熹とは4ストロークも差があった。

「ここでリードしているとは思っていませんでした。15番からの残りで真価が試されると思っていましたし、ここから1打1打をしっかりやっていこうと思いました」

 だが、上がりの17、18番でボギーをたたき、猛追する李に最後は並ばれて通算17アンダーとなり、そのままプレーオフに進む予定だった。

 しかし、ホールアウト後、李の11番ホールでのボギーパット前の動きについて競技委員との話し合いが行われ、2罰打のペナルティが課されると、そのまま竹谷が優勝を手にした。

「少し複雑な気持ちもありますが、素直に優勝はうれしいです。年齢的に早いほうではありませんし、家族の理解があってここまでやってこられました。苦労もしたけれど、恩返ししたいというのもありました」

 今回の優勝で、竹谷には様々な権利が与えられる。

 まずは今年の残りのトーナメントと来年度から5年間のツアー出場権を獲得。さらに今年のWGC-ブリヂストンインビテーショナルとHSBCチャンピオンズの出場資格も手に入れた。

「5年シードもブリヂストンインビテーショナルの出場資格もうれしいですけれど、とにかくやってきたことが報われました。ただ、これからがスタートとも思います。この資格に見合うようなゴルファーになれるように、いろいろなことに貢献していきたい」

 そして、これからの自分の夢をこう語るのだった。

「国内での賞金王が夢ですけれど、長くツアー選手として残っていける選手になりたい」

 遅咲きの34歳、竹谷が勝ち取ったツアー初優勝がこれからのゴルフ人生をどう左右するのか。そのまま消えていくのか、それとも突き抜けていくのか――。竹谷というプロゴルファーはまだスタートラインに立ったばかりだ。

文・キム ミョンウ

ParOn.(パーオン)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング