宮里優作のキャディ・杉ちゃんのロイヤルリバプール攻略ポイント!

ParOn.(パーオン) / 2014年7月17日 9時4分

人気のコメンテーターでもある杉澤伸章キャディが、コース攻略のポイントを解説! 全英オープン(2014)(事前情報) 

全英オープン(7月17~20日、英国・ロイヤルリバプールGC、7312ヤード、パー72)

宮里優作のキャディとして全英オープンに参戦する杉澤伸章キャディ。日頃はゴルフネットワークのゴルフ中継で、インサイドロープならではのコメントで人気を博すコメンテーターでもある。大会前に3ラウンドコースを回り、全英オープンは5回目の出場。コースの攻略、鍵となるポイントを解説してくれた。

 ロイヤルリバプールは海に面した、リンクスコースです。今回3ラウンド回りましたが、毎日風向きが違いました。基本は海からの風(西)なのですが、北西だったり南西だったり微妙に向きが変わります。ただ、日本のように風が巻くということはなく、常に一定方向に吹いているので、風の読み間違えは起こりにくい。フォローとアゲンストホールでの風のギャップをイメージできるかが一つのポイントです。

 基本が海風なので、いわゆる風が重くボールに影響を与えることが大きい。同じ150ヤードでもフォローならピッチングウェッジ、アゲンストなら5番アイアンで打つこともあります。その番手の違いをいかに信じきれるかです。どこかに迷いがあると緩むし、緩むと風に弱いボールになりやすいのです。キャディとしても、しっかりいえるかどうかです。

 フェアウエーを外すと、リンクス特有のポットバンカーに加え、ラフやヒースに入ってしまい、次打が難しくなります。このコースの印象としては、フェアウエーキープさえしていれば、なんとかスコアはまとめられそうです。ポットバンカーを避けてティショットを刻むことが多くなります。刻むときに注意したいのが、しっかり振り切れるクラブを持つこと。風があるから低い球を打ちたいし、距離を落とそうとするとカットに打ちたくなります。そうすると捕まらずに風に負けてしまいます。もしかしたらバンカーに届いてしまうかも、と考えるよりは短いクラブでしっかり振り切れる選択も大事です。

 フェアウエーから2打目を打つときに、ピンに近いサイドのグリーンに外すとダウンヒルのピンに向かって打たないといけないので、寄せが難しくなります。グリーンセンター狙い、もしくはピンに対して対角線に狙うのが安全策。例えば右手前にピンがあるなら左奥。右奥にあるなら左手前と対角線上に狙っていけば、グリーンを外してもアプローチはそれほど難しくなりません。

 グリーンは距離感を狂わすほどの大きな起伏はありません。芝目もはっきり陰影でわかります。あとはグリーンの細かいアンジュレーションです。メンテナンスが自然に近い。つまり整備されていません。ですからボールの転がりが一定ではなく、自分のパッティングミスと思わされてしまいます。だからラインを読み切ることも大切ですが、パッティングの初速を出せるかが勝負になると思います。下りよりも上りのほうが初速を出せるので、下りの3メートルより上りの6メートルのほうが有利といえます。ここでマネジメントが明確になります。

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