カナダのナショナルオープン 母国選手の優勝は同国のゴルフ活性化につながる

ParOn.(パーオン) / 2014年7月22日 18時0分

M・ウィアを筆頭に母国選手の活躍に期待

2位が7回ニクラスは優勝できず

 カナダのナショナルオープン、RBCカナディアンオープン(7月24~27日、カナダ・ロイヤルモントリオールGCブルーC)が今週開催される。

 同大会は、1904年に始まった。当初はさまざまなコースで試合が行われていたが、74年にジャック・ニクラスがトロント郊外にグレンアビーGCを設計すると、77年からカナディアンオープンの開催コースとなった。

 しかし、ナショナルオープンの開催地を1コースに決めてしまうのは問題があるとして、97年から数コースのローテーションに戻った。

 ちょっと触れておくと、メジャー18勝の記録を持つニクラスは、この大会で2位を7回記録しているのに優勝がなく、ジンクスになっている。

 カナダからは、優れた選手が多く生まれている。一人目は、米PGAツアー8勝のジョージ・ヌードソン。66年のよみうりCCで行われたワールドカップでも、個人優勝を飾っている。

 二人目は、ゲーリー・コーワン。今秋、62年以来久しぶりに日本で世界アマチュアゴルフチーム選手権(アイゼンハワートロフィー)が開かれるが、その62年大会で個人優勝した選手だ。

 3人目は、左打ちのマイク・ウィア。2003年に初めてカナダ人としてマスターズに勝った。

 ただ、個々には優れた選手がいるものの、ゴルフ界全体としてはもう一つ元気がない。

 何といってもカナダは、アイスホッケーをはじめ、ウインタースポーツがメジャーであり、気候的な面から一年の半分はプレーに適さないゴルフはどうしてもマイナーから脱しきれない。

 カナダPGAツアーも存在するが、4~9月の半年間で約15試合、賞金も各15万ドル程度とあまり普及していないことが分かる。

 やはり、母国選手がナショナルオープンで優勝することが、大会の活性化につながるはずだが、54年のパット・フレッチャー以来、カナダ人は優勝していない。

 昨年は、米国のブラント・スネデカーが優勝。カナダ人選手の最高位は、デビッド・ハーンの44位タイだった。今年は、ウィアをはじめカナダ人選手9人が出場予定だ。優勝……とまではいわないが、せめて上位に入り、大会を盛り上げてほしい。

文・岩田禎夫
週刊パーゴルフ(2014年8月5日号)掲載

【岩田禎夫】
1933年9月30日生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年に退社。以降、フリーのゴルフジャーナリストとして、米ツアーを主に世界のゴルフを精力的に取材する。

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