小田孔明 大ピンチからバーディを奪ったキャディとあうんの呼吸

ParOn.(パーオン) / 2014年7月18日 6時50分

初の予選通過と上位進出を狙える位置につけた小田孔明 全英オープン(2014)(1日目) 写真・村上航

全英オープン(7月17~20日、英国・ロイヤルリバプールGC、7312ヤード、パー72)

 全英オープン4度目の出場となる小田孔明は、午前組の風が穏やかの中、5バーディ、2ボギーの69、3アンダーで回り、10位タイと好スタートを切った。

 小田は難しいと警戒していた1番(パー4)の2打目をハーフトップしてグリーン奥にこぼしてボギースタート。続く2番でもボギー。出だしでつまずき、「早くイーブンパーに戻したい」と思っていた矢先の5番(パー5)で大ピンチが訪れる。

 3番ウッドで放ったティショットは、左に曲がりフェアウエー左サイドに広がるトゲのあるハリエニシダの茂みの中へ。アドレスすることができずに、アンプレヤブルを宣言。ここで、今週小田のキャディを務める、藤本佳則のエースキャディの前村直昭氏のアドバイスがピンチを救う。茂みに埋まったボールを取り出すのに足が傷だらけになった前村氏は、

「2オンできる距離だから、ここまで下がろう」と助言。

 1罰打を払ってボールとホールを結んだ線上なら後ろに下がれる。20ヤードほど後ろ、ピンまで残り262ヤードの地点のフェアウエーまで下がった。

 5番ウッドで放った3打目はピン左3メートルにナイスオン。これを沈めてバーディとし、「こういうときは入るんですよね~」と冗談めいていった。前村キャディのアドバイスと小田の勝負強さがかみ合ってピンチから一転、バーディを奪った。

「5番は、まずマーシャルの人がボールを見つけてくれただけでもラッキーでした。あそこでボギーにしていたらズルズルいっていたでしょうね。あのラッキーバーディで落ち着きました」

 その後は落ち着いてティショットはフェアウエーバンカーを避け、好調なアイアンショットでセーフティに手前からを基本に攻めて、後半は4つのバーディを奪った。

「明日は天候が悪くなると思うので、風を計算してダブルボギーを打たないようにプレーしたいですね」

 ピンチから一転好転した小田は、4度目の挑戦で初めての予選通過どころか、上位を狙える位置で初日を終えた。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング