木戸愛と西山ゆかりの共通点は芹澤信雄の教え!?

ParOn.(パーオン) / 2014年7月26日 19時30分

17番のトラブルでダブルボギーとした西山ゆかり センチュリー21レディスゴルフトーナメント(2014)(2日目) 写真・佐々木啓

センチュリー21 レディスゴルフトーナメント(7月25~27日、静岡県・伊豆大仁CC、6531ヤード、パー72)

 最近、女子ツアーでよく耳にする男子プロの名前といえば藤田寛之、宮本勝昌らの師匠で、自身もシニアツアーで現役バリバリの活躍を見せる芹澤信雄だ。今大会でも、二人の女子プロの口から芹澤の名前が出ている。西山ゆかりと木戸愛からだ。

 初日2位タイ発進の西山は、以前から芹澤と親交があり、今年は芹澤の事務所にお世話になるなど、日ごろから面倒を見てもらっている。木戸は、ウエア契約が同じ関係で昨年末から芹澤にアドバイスを求めるなど、師匠として慕っている。そして2日目の今日、教え子二人の様子を芹澤が観戦に来た。前半は木戸、後半は西山と、猛暑の中18ホールを歩いて回った。

「別につきっきりでいつも教えているわけではないですよ(笑)」

 芹澤はこう話すが、当の二人は完全に師匠の教えに心酔している。しかしこの日は、二人の明暗が分かれてしまった。

 初日2位タイ発進の西山は、16番までスコアを一つ伸ばしていたが、17番でティショットを林に打ち込み、木の根っこに寄り添う球を無理に打とうとしてさらにトラブルに。結局このホールをダブルボギーとして73でホールアウト。首位と5打差の通算5アンダー、17位タイに後退した。ホールアウト後は芹澤から「あそこは冷静にアンプレヤブル!」とお叱りを受けてしまった。
 一方、木戸は芹澤から教わっているアプローチを忠実に決めるなど、5つスコアを伸ばして首位と2打差。通算8アンダー、3位タイに浮上。優勝争いに食い込んだ。

「ショートゲームを中心に教わっています。あとは、楽しく、真剣にゴルフをすること、といわれています。今日はそれがうまくいきました」

 「本当にド真面目」と芹澤が表現するほどまっすぐな木戸が、ラウンドを振り返り満面の笑顔を浮かべた。

「一つ課題を与えるとひたすらそれをやっているんです。今日の7番のアプローチなんかは完ぺき。『入れっ!』って打った後に言っているくらいですから(笑)」

 芹澤も木戸のプレーを見て、その成長を喜んだ。

 週刊パーゴルフでも分かりやすいレッスンが好評の芹澤。チーム芹澤の面々のみならず、今では女子プロからも厚い信頼を得ているようだ。

 昨年のスランプを乗り越えた今、ツアー2勝目を目指す木戸と、ツアー初優勝を目指す32歳の遅咲き、西山。最終日となる明日、師匠にどのような報告をすることになるのか。二人のプレーに注目して見るのも面白い。

文・高桑均

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