【コラム】自信を取り戻したT・クラーク、涙の復活V

ParOn.(パーオン) / 2014年7月31日 13時47分

息子を抱きかかえて勝利の喜びに酔いしれるティム・クラーク 写真・Getty Images

 今週の世界ゴルフ選手権シリーズ、WGC-ブリヂストンインビテーショナル。最後の最後に出場権をつかんだのは、前週のRBCカナディアンオープンで4年ぶりに勝利を挙げたティム・クラーク(南アフリカ)だ。

 現在38歳のクラークは、2010年に第5のメジャーと呼ばれるプレーヤーズ選手権でツアー初優勝。だが、その翌年は左ヒジのケガに泣き、ほぼシーズンを棒に振った。昨シーズンも出場20試合で予選通過は10回だけだった。

 今季はマスターズもツアー選手権も予選落ち。全米オープン、全英オープンは出場さえできなかった。

 そんなクラークが復活勝利できたのは、やっぱりメンタル、自信を取り戻したことが勝利につながったという。

 プロ転向直後は手首のケガで手術、11年のヒジの故障後もなかなか結果は出せなかった。

「手術をすればケガは回復する。だけどゴルフは本当にタフだった。ツアーに戻ってすぐに結果が出るものじゃない。僕は数カ月の間、75を切ることさえできなかった。だけど希望だけはぜったいに失わなかった。だから練習ばかりしていた。そしてようやく自分のゲームがかみ合い始めた。良いショットが出始めた。ただスコアに結びつかなかった。それが7月のジョンディア(クラシック)で5位。あそこで優勝争いに加われたのが大きなステップ。そしてこの優勝は僕の夢がかなった日だ」と、クラークは今にも涙が溢れそうだった。

 この勝利で、WGC-ブリヂストンインビテーショナルとその翌週の今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権の出場も獲得した。カナダでの勝利は、クラークにさらに大きな自信を取り戻させた。

「これから数週間はとても忙しくなりそうだ。来週のWGC-ブリヂストンインビテーショナルに出場する。そして、全米プロゴルフ選手権もこの勝利で手に入れた。そしてウィンダム選手権に出たあとはフェデックスカップのプレーオフが始まる。最大なら9週間、ずっと試合に出続けることになる」とうれしい悲鳴をあげる。

「もし今のような気持ちで自信を持ってプレーが続けられれば、きっとこの勢いは続くと思う。これからの2試合、WGC-ブリヂストンインビテーショナルと全米プロゴルフ選手権は僕にとってとても大きい。勢いに乗れれば最高だ」

 今週のWGC-ブリヂストンインビテーショナル、クラークにも注目だ。

文・武川玲子

ParOn.(パーオン)

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