木下稜介、いつかは同郷の大先輩に教えてもらいたい

ParOn.(パーオン) / 2014年8月2日 19時55分

今は怖い同郷の大先輩、谷口徹に一歩でも近づきたいという木下稜介 ダンロップ・スリクソン福島オープン(2014)(3日目) 写真・村上航

ダンロップ・スリクソン福島オープン(7月31日~8月3日、福島県・グランディ那須白河GC、6961ヤード、パー72)

 昨年のQTで3位に入り、今季はこれが7試合目の出場となる木下稜介。香川西高から大阪学院大へと進み、今年3月に卒業したばかりの新人だ。同期には国内開幕戦の東建ホームメイトカップで話題となった大堀裕次郎がいる。

 その木下が、この日は67をマークして、8位タイから3位タイへと順位を上げた。今季は2試合しか予選通過していない木下が、いきなり上位に食い込んでいるのはなぜか。本人に聞いてみると、次のように答えた。

「練習日に苦手だった柔らかいアプローチを家が近い白佳和さんから教わったんです。それまでは強いボールしか打てず、傾斜のきついグリーンにはとても対応できなかったんですけど、なんとか寄るようになりました」

 気になる打ち方だが、クラブフェースを少しだけ開き、ボールを1個分ほど左に寄せる。カットには打たず、クラブヘッドをターゲットに対して真っすぐ引いて真っすぐ出す。すると、ボールにスピンがかからず、下り傾斜に落ちても、あまり転がらないというのだ。

「あと、高校の先輩である片岡大育さんには、コースマネジメントを教わりました」

 外してはいけないところなど、毎ホール、懇切丁寧に教わったことが今週生きているという。ちなみに、木下が今週心がけているのは、とにかく残り100ヤードを残すマネジメントだ。

「パー5でも2オンを狙わずに、刻んでもいいから100ヤード残すんです。ちょうどフェアウエーが広がっているので、いいライから打てるんです。グリーン周りから寄せるよりもよっぽどボールが止まります」

 短いパー4でも、ティショットではドライバーを持たず、100ヤードが残るクラブで攻めているという。まさに、皆さんのおかげで上位にいる木下だが、さらなる野望もある。

「同じ奈良県出身のプロに谷口徹さんがいるんですけど、今のところちょっと怖い存在なので、なかなか近づけないんです。少しでも実績を残して、まずは存在を知ってもらわないと」

 距離が縮まれば、いろいろと教わりたいことがあるそうだが、最終日に優勝争いにしっかり絡めば、少しは大先輩に近づけるかもしれない。

文・山西英希

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