石川遼 思いを強くしたドライバーへのこだわり

ParOn.(パーオン) / 2014年8月9日 10時53分

いきなり試合中断に見舞われた石川遼。それでも10番パー5でバーディを奪い、好スタートを切ったかに思われたが…… 全米プロゴルフ選手権(2014)(2日目) 写真・鈴木祥

全米プロゴルフ選手権(8月7~10日、米国ケンタッキー州・バルハラGC、7458ヤード、パー71)

 初日1オーバーの79位タイと出遅れた石川遼。2日目の巻き返しが期待されたが、この日は3バーディ、6ボギーの3オーバー。通算4オーバーで予選落ちとなった。

 現地時間7時35分に土砂降りの中、10番パー5からスタートした石川。第3打をピン上80センチにつけたところでプレーが中断し、グリーンサイドでシャドースイングやストレッチをしながら45分間待機した。

「一度クラブハウスに引き上げて、またウォームアップしてというのも難しいですし、自分的には(気持ちを)切りたくなかったので、あれはあれでよかったのかと」

 実際、このホールをバーディとして好発進を切った。しかし、その後は惜しいチャンスを生かせず、16番パー4、17番パー4と連続ボギー。18番パー5でバーディを奪い、スタート時のスコアに戻してハーフターンしたが、1番パー4、2番パー4の連続ボギーが痛かった。5番パー4をバーディとして予選突破に望みをつないだが、6番パー4で再びボギー。9番パー4もボギーとしたように、最後まで消化不良のラウンドとなってしまった。

「なかなかうまくいかないなという感じですね。調子が上がってこないというか……。8番のティショット、最終ホールのティショット、セカンドショットも狙ったところにいっている。これはいいスイングだな、と自分で思ったときに、いいところに球が飛んでいってくれているのは、まだ救いかなという感じがします。でも、風や距離感、ライ、アングル、ロケーションなど、いろいろな情報が入ってきたときに、気持ちよく振ることができていない。練習場ではミスショットをしなかったりとかできるんですけど、左がダメ、右がダメというときに、いつもの自分のスイングができていない。精度の問題だし、試合勘という面もある。いい練習はできているのだから、これを続けていって成果を待つしかないかなと思っています」

 予選ラウンドのパートナーの一人は、ローリー・サバティーニだった。

「(サバティーニは)ドライバーでほとんどミスショットを打たないうえに、ドローもフェードも打てる。そのうえで飛ばすときは飛ばす、刻むときは刻むといったようなコントロールをドライバーでしてくる。非常に勉強になりましたし、今の(ロリー・)マキロイはサバティーニをもっと大きくしたバージョンなのかなと思います」

 もともとドライバーショットに並々ならぬこだわりをもってきた石川。

「ドライバーショットでゴルフを作っていくのは、自分がプロに入ったときにやっていたこと。米国で落ち着いた部分があるので、自分のゴルフをしっかり見つめていかないといけないと思います。こっちでずっとやってきた中で、小技の重要性やアイアンの精度の大切さも覚えましたが、原点じゃないですけどドライバーの練習を増やしている。全英オープンのときと比べ、少しずつ成果が出せているかなと思います。同じことを続けていって、あとは待つだけかなという感じですね」

 残念ながら結果を残すことはできなかったが、自分の信念を再び確認してバルハラGCをあとにする。

ParOn.(パーオン)

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