山城奈々、“マン振り”の影響で疲労骨折の新人が好発進!

ParOn.(パーオン) / 2014年8月15日 16時54分

「ドライバーはとにかく思い切り振り切る」の影響(?)で肋骨を疲労骨折した山城奈々 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(2014)(1日目) 写真・村上航

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(8月15~17日、長野県・軽井沢72G北C、6555ヤード、パー72)

 お盆まっただ中の軽井沢で新人プロが躍動した。先月の最終プロテストに合格し、晴れてプロゴルファーとなったばかりの山城奈々が、首位と1打差の6アンダー、2位タイの好発進を決めた。前後半ともに3バーディ、ノーボギーのラウンド。さぞ満足かと思いきや、少々不満顔のホールアウトとなった。

「パッティングがうまくいきませんでした。2メートルくらいのバーディチャンスがもっとあったので、本当はもっといいスコアが出せたと思います。ちょっと不満です」

 昨年のファイナルQTで19位に入り、単年登録で今季フル参戦している山城。完全な新人とはいかないがそれでも、「プロとしてプレーできるのがうれしい」と、気持ちが楽になったのも大きく影響している。

 この日は、シーズン開幕前から練習を重ねてきたアイアンのライン出しショットがさえ渡り、15ホールでパーオン。グリーンを外した3ホールは、すべてドライバーのミスだったが、ナイスリカバリーでパーセーブに成功した。

 そんな山城だが、先月から背中に痛みが走っていた。痛みはわき腹にまで広がり、医師の診断を受けた結果、肋骨の疲労骨折と診断された。プロテスト前のセンチュリー21レディスは大事を取って試合直前に欠場。翌週のプロテストに備えた。そのプロテストでは初日に76と崩れたが、最終日に66をマークし2位で合格している。持ち味はビッグドライブと思い切りのよさ。ドライバーは「とにかく思い切り振り切る」のが信条で、“振りすぎ”も疲労骨折の一因と笑いながらいう。

「飛距離は260ヤードくらいで当たれば270くらい。本当は安静にしていないといけないんですけど、ドライバーは思い切り振らないと曲がるので……。プレー中はあまり痛みを感じませんが、息をするだけで痛いときもあります。でもそれが持ち味なので」

 振れば振るほど痛みが進行しそうなものだが、今はそんなことはいっていられないと複雑な顔を見せる。念願のプロテストを通過し、絶好のスタートを切った今、持ち前の攻めるゴルフで上位が見えてきた。

「これまでは予選通過を目標にやっていましたが、プロとなった今はシード権獲得を目指します」

 現在の賞金ランキングは60位。これまでのベストフィニッシュはヨネックスレディスの5位タイ。まだまだ道のりは険しい上に背中の痛みもあるが、思う存分“マン振り”して優勝争いに食い込むことができるか。

文・高桑均

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