松山英樹 2年前の恩師のゲキに結果を出して応える

ParOn.(パーオン) / 2014年9月4日 16時3分

プロアマ戦に出場し、最終調整を行った松山英樹 BMW選手権(2014)(事前情報)

BMW選手権(9月4~7日、米国コロラド州・チェリーヒルズCC、6749ヤード、パー71)

 米ツアーのフェデックスカッププレーオフ最終戦、ツアー選手権に出場できる30人の椅子をめぐる第3戦のBMW選手権。開幕を前日に控え、松山英樹は、プロアマ戦に出場して最終調整を行った。前週のドイツ銀行選手権の途中からショットの感触が良くなってきたと手応えを感じていたが、風邪をひいて、その感触が続かなくなっていたが、プロアマ後も打撃練習を行うなど、再び好感触に近づきつつある。

「風邪をひいたからといって悪くなるようでは、スイングが固まっていないし、その感触は正しくない。どんなに体が疲れていても、体調を崩しても、同じスイングができるよう目指していきたいです。いい状態ではありませんでしたが、練習をしていい感じになってきました」

 現在ポイントランキング30位の松山は、ギリギリの位置いるため、今シーズンの大一番ともいえる。

「ほかの選手はコントロールできないし、全員に優勝のチャンスがある。自分は自分なりにがんばるだけです。その結果、最終戦に行けなかったとして、1年間がんばってここまでこれたこと褒めたいと思います」

 この大一番となる舞台のチェリーヒルズCCは、過去に全米オープンを3度、全米プロを2度開催している。アマチュアだった松山にとって思い出の土地でもある。
 2011年にマスターズでローアマを獲得し、日本ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズで優勝を遂げ、12年のマスターズはセカンドアマと、アマチュア界に名を馳せていた。そして、チェリーヒルズCCが開催コースの一つとなっていた12年の全米アマに出場。優勝候補の一角に挙げられていたが、日本にはない起伏の激しいグリーン、粘っこいラフに苦戦して、2打及ばず予選敗退。チェリーヒルズでは73の2オーバーをたたいた。そして、予選敗退後も将来を見据えて、コースに居残って練習していた。

 当時引率していた、東北福祉大の阿部靖彦監督は、松山にこう話した。

「このコースは過去にメジャーを開催しているし、これからも開催される可能性がある。将来プロになったときに、この場所に戻ってこられるのか、そして、どう成長できているのか、これからの取り組みが大切だぞ」

 監督のゲキから2年。メジャーではないが、松山はその舞台に立つことができた。

「全米アマのときよりは、楽に感じています。その時点で少しは成長をしているのかなと思いますが、結果は別だと思います。結果が出なければ成長してないと思います。自分がやるべきことをやって結果を出したいです」

 プロに転向して米ツアーでも優勝を遂げて確実に成長しているが、真の成長はこのコースで結果を出すことだ。2年前の悔しさを晴らすとともに、結果を出して最終戦の椅子を確保する。

文・小高拓

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