鈴木亨を蘇らせた中嶋常幸の言葉とは?

ParOn.(パーオン) / 2014年9月4日 19時54分

8月末の猛暑のチャレンジツアーを経験し、吹っ切れたという鈴木亨 フジサンケイクラシック(2014)(1日目) 写真・村上航

フジサンケイクラシック(9月4~7日、山梨県・富士桜CC、7437ヤード、パー71)

 4バーディ、1ボギーの68をマークし、5位タイでスタートした鈴木亨。ツアー8勝の実績を持つ48歳のベテランだが、ここ数年は苦戦が続いていた。

 2011年に賞金シードを失い、生涯獲得賞金25位以内の資格で出場した2012年も賞金シードを獲得できず、昨年はチャレンジツアーを主戦場とした。そこで1勝を挙げるなど、賞金ランキング7位に入り、今季のレギュラーツアー出場権を獲得。ベテランの意地を見せたが、ここまで10試合に出場し、予選通過が3試合と本来の実力を出し切れない状況だった。その鈴木が好スコアをマークした理由はティショットにある。

「フェアウエーを外したのが2回しかなかったんですよ。その2ホールもファーストカットだったので、ラフに一度も入りませんでした。こんなことプロになって初めてです。最近替えた新しいドライバーとミズノのボールの相性がよかったのかもしれませんね」

 もちろん、それだけが理由ではない。鈴木はチャレンジツアーでも7試合に出場しているが、なんとかきっかけをつかもうと、積極的に試合数を増やしたことが功を奏したのではないか。。

「8月末のPGA・JGTOチャレンジカップイン房総では、3日間とも気温35度というきつい条件でした。苦しかったけど、それを経験して何か吹っ切れた気がします」

 本来なら、そこまで自分を追い詰める必要もなかったが、昨年、苦しい時期を過ごしていたとき、中嶋常幸からもらったアドバイスが心に残っていた。

「どうして頑張れるのか聞いたんですよ。すると、『ツアーより面白いところなんてないだろう? だったら頑張るしかないじゃないか』って。たしかに、結果が出たら、これ以上喜びを感じるところはないんですよね」

 それ以来、鈴木のゴルフに対する取り組み方が変わり始めた。年齢なんて関係ない、技術でカバーすればいいじゃないかと考えるようになったことで、苦しくても踏ん張りが効くようになったのだ。今大会の開催コースでは富士桜CCはアップダウンがあり、ベテランには苦しいが、今の鈴木なら4日間戦い抜くことはけっして難しくない。

文・山西英希

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