日本チームは8位に沈む、豪州が大逆転で優勝

ParOn.(パーオン) / 2014年9月6日 19時38分

自国開催で欲が出て、プレッシャーがかかったという岡山絵里 世界アマチュアゴルフチーム選手権(2014)(最終日) 写真・佐々木啓

世界アマチュアゴルフチーム選手権(9月3~6日、長野県・軽井沢72ゴルフ東・入山C、押立C)

 逆転での初優勝を目指した日本チームがまさかの失速で3つスコアを落とし、通算14アンダー、8位タイに沈んだ。

 6打差を追ってスタートした日本チーム。4日目も前日までと同じスタート順で、トップバッターの岡山絵里に期待がかかった。4番まではパーを重ね、5番パー5でイーグルを奪取。しかしその後は3ボギーを喫し、最終ホールでバーディを奪うも72でホールアウト。大粒の涙をこぼし、ラウンドを悔やんだ。

 2番手の松原由美も悔しいラウンドとなった。バーディ発進を決めるも、前半だけで4ボギー。後半も出だしをバーディとしたが、16番で痛恨のダブルボギー。トータル75のラウンドに、岡山同様、ラウンド後は悔し涙が止まらなかった。

 大逆転を誓ってスタートした最終組の勝みなみも思いがけないプレッシャーから2連続ボギースタート。その後も安定感を欠くゴルフで、2バーディ、5ボギー、75、4日間通算5アンダーで大会を終えた。

 優勝は、首位と7打差の通算16アンダー、4位からスタートしたオーストラリア。エースで世界アマチュアランキング1位のミンジー・リーが昨日の8アンダーに続き、この日も7アンダーのビッグスコアをたたき出したほか、スー・オーも6アンダーをマーク。最終日だけで13アンダー、通算29アンダーで前日までの首位カナダを逆転。2002年大会以来3度目の優勝を飾った。

 最終日はスコアの伸ばし合いとなったが、各国がアンダーパーでフィニッシュするのをしり目に、日本は“本来の力”を出せなかったようだ。

 自国開催の中、プレッシャーに負けて実力を出せなかったと語った日本チーム。しかし、チームキャプテンの阪本知子さんは以下のように振り返った。

「言葉も通じて、不自由のない中でやっていてこの結果。これが海外での試合ならそうはいかない。言葉の面でも苦労をして、そういう環境の中でも結果を出すのが本当の強さ。最終日にオーバーパーだったのは、強化の方法を考えないといけないということ」

 世界の壁にはね返された日本チーム。再来週から始まるアジア大会では再びこの3人でアジアの頂点に挑む。今回の悔しさと反省を生かし、どこまでチームを立て直すことができるか。まだまだ伸び盛りの高校生トリオ。次の国際大会で真価が問われる。
岡山絵里(1イーグル、1バーディ、3ボギー、72、イーブンパー)
「この試合を経験して、自分たちの力を出し切ればもっと強くなれると思いました。自国開催で、国旗を掲げたい、恩返しをしたいという欲が出て、プレッシャーがかかりました。でもその中でスコア、結果を出すのがゴルフです。心の“持ちよう”ですね……」

松原由美(3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー、75、3オーバー)
「朝からギャラリーが多くて、体が動きませんでした。パッティングが打てませんでした。カナダ、韓国はドライバーがうまかった。曲げてもフェアウエーに行くので。今回ダメだったところを克服して、アジア大会に挑みたいです」

※敬称略

文・高桑均

【最終成績】

1位 オーストラリア -29
2位 カナダ -27
3位 韓国 -26
4位 デンマーク -20
5位 スウェーデン -19
5位 米国 -19
7位 メキシコ -16
8位 日本 -14
8位 英国 -14
10位 フィリピン -13

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