T・ウッズのいない最終戦を迎え、やはり今シーズンの彼は異様だった!?

ParOn.(パーオン) / 2014年9月9日 18時0分

2度のケガによる戦線離脱で、最終戦の出場選手欄に名前が載らなかったタイガー・ウッズ 写真・村上航

 私の心の中にぽっかりと大きな穴があいているような感じがしてならない。今週の米PGAツアー最終戦、ツアー選手権の出場選手欄にタイガー・ウッズの名前がないからだ。ウッズは先月13日、自身のホームページ上で今季2度目となるケガによる休養を発表した。

 今年のウッズはシーズン当初から異様だった。昨年5勝を挙げたが、1月下旬のファーマーズインシュランスオープン3日目に79をたたき、最終日に駒を進められなかった。そして、3月のザ・ホンダクラシックで背中の古傷を再発させ、3日目のラウンド後に棄権。同月末には腰の手術に踏み切った。

「手術は成功したがツアー復帰は急がない」

 と、ウッズは7月の全英オープンからの復帰を考えていた。しかし、新しい冠スポンサーを迎えた、自らがホストを務めるクイッケンローンズナショナル(6月下旬)で復帰し、あっさりと予選落ち。成績より早期でのツアー復帰を憂慮する見方は多かった。3週間後の全英オープンでは予選は通過したが69位。ウッズのカムバックのシナリオが大きく狂っているように思えた。

「思うようにいってくれなかったが、調子はすぐそこまできている」

 そうウッズは強気の発言をし、WGC-ブリヂストンインビテーショナルか、全米プロゴルフ選手権で優勝してプレーオフ進出を決めると周囲に暗示していたものの、棄権、そして予選落ちという結果に終わった。

 現在、静養中のウッズの復帰は、ツアー公式戦ではないが、自身がホストを務めるノースウエスタンミューチュアルワールドチャレンジ(12月4~7日、フロリダ州・ワイルダーミアー)になる予定。

「心身ともにツアー第一線で存分に暴れることができるまで本格的な復帰は焦らない」

 今年の12月30日に39歳になるウッズ。たとえ腰が回復しても、これまで酷使してきた体と神経は若いときのように反応してくれないだろう。しかし、このままツアーから去ってしまう彼ではないとも感じている。

 なお、ツアー選手権はボビー・ジョーンズのホームコース、イーストレイクGCが舞台。今季、全英オープンと全米プロを制した、世界ランキング1位のロリー・マキロイが初のシーズン王者になるか、注目だ。

文・岩田禎夫
週刊パーゴルフ(2014年9月23日号)掲載


岩田禎夫(いわた・さだお)
1933年生まれ、神奈川県出身。報知新聞にてゴルフをメーンとするスポーツ担当記者として活躍後、70年にフリーのゴルフジャーナリストに転向。以降、現在まで米PGAツアーを中心に世界のゴルフを追いかけている。

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