永井奈都 堅実性プラス飛距離アップで好スタート!

ParOn.(パーオン) / 2014年9月11日 20時35分

ドライバーの飛距離が伸びてマネジメントも大きく変化したという永井奈都 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(2014)(1日目) 写真・佐々木啓

日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月11~14日、兵庫県・美奈木GC、6645ヤード、パー72)

“飛ばし屋”穴井詩がフェアウエーキープ率を上げたことで、好成績に結びつけたなら、飛距離を伸ばした“堅実性ゴルフ”の選手が永井奈都だ。穴井と同じく初日は2アンダーの2位タイと好スタートを切った。

 今季ここまでの永井は25戦に出場し予選通過が12試合、賞金ランキングは65位とシード権復帰が厳しい状況にある。

「昨年に比べればだいぶマシです(昨年は賞金ランキング86位)。簡単な短いパットを外してというのがいつもあって、1打、2打が積み重なると大きくなってしまう。ただ、今年はドライバーの飛距離が出ていて、例年、この大会は距離が長いセッティングで、届かないミドルがあったりして、“ボギーでいいや……”と思うホールがあったのですが、それがないので戦えるかなと思っています」

 距離が長いメジャーのセッティング、飛距離が出る選手が有利ということはないのだろうか。

「ある程度の飛距離は必要ですけど、飛んでも突き抜けてラフに行ってしまったり、バンカーを越えても木が邪魔とか、戦略性のあるコースなので、きちっとフェアウエーに置いていけば、私の飛距離でもビシッとピンを狙っていけます」

 永井の飛距離が伸びたのは、今年5月にドライバーのシャフトを替えてから。昨年のスタンレーレディスから、ヘッドはダンロップの<ゼクシオ8>(ロフト9.5度)を使用しているが、ほけんの窓口レディースから、ヘッドはそのままでシャフトを藤倉ゴムの<スピーダー エボリューション569>(フレックスR)に変更した。長さも今年に入ってから45インチにしていたのを、昨年までの45.5インチに戻した。平均飛距離210ヤードと、ツアーでも“飛ばない”選手の永井、ドライバーに求めるものはやはり飛距離なのだろうか。

「もちろんシャフトを長くすれば、飛距離は伸びます。でも、私の体格で長いものを振っても振り遅れてしまったり振りきれなかったりします。45インチでも昔に比べたら十分長いですし。それできちんと振り下ろせる45インチを今年から使っていたんです。かといって、それで固定概念を持ってしまうのもイヤなので、ヘッドとシャフトのバランスもありますし、フィーリングが合えばすぐに替えます。極端にいえば、最初の1球、素振りの一振りですね。データをとったり、番手間の流れとかも大事だとは思いますが、逆にそこにはこだわらず、多少アンバランスでも私が納得すれば替えますね。例えばユーティリティークラブなどは飛ばなくてもダメだし、飛びすぎてもダメですが、ドライバーには飛びすぎはない。実際試合で使ってみなければ分かりませんし、シャフトが変われば特性も違いますから、長さにもこだわっていないのです」

 ドライバーの飛距離が伸びたことで、打ち上げホールで傾斜に当たってしまって上りきれなかったところが、傾斜の上の平らなライまで持っていくことができるなど、マネジメントにも大きな変化があったという。

「このままいくとセカンドQTを受験しなければいけないので、もちろんシード権を取るのがベストですが、来年につなげられるように、セカンドQTを受験しなくていい金額まで稼ぐのが今の目標です」

 優勝賞金2520万円の高額トーナメント。上位入賞でも、賞金ランキングには大きく影響してくる。元々持っている堅実性に、飛距離を加えることで残り3日も難セッティングの攻略につなげたい。

文・武井真子

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