藤田寛之、勝って当たり前のプレッシャーに打ち勝つ!

ParOn.(パーオン) / 2014年9月12日 15時28分

ホームコースのプレッシャーもはねのけ、6&4の圧勝で2回戦へ駒を進めた藤田寛之 片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権(2014)(1日目) 写真・鈴木祥

片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権(9月12~14日、静岡県・葛城GC、7048ヤード、パー72)

 ツアー外競技としては異例の高額賞金(優勝4000万円)と副賞(グローバルチャレンジサポート1000万円と欧州ツアーのハッサンII世トロフィー出場権)が贈られる今大会。初日は、1回戦の16試合が行われた。

 ヤマハレディースオープン葛城やQTを開催しているだけに、女子プロにとっては馴染み深い葛城GCだが、男子プロにしてみれば、初めて回るといった選手が大半だ。その中でただ一人例外がいる。大学卒業後、すぐに研修生となり、プロになってからはずっと所属契約を結んでいる藤田寛之だ。同コースと関わりを持って今年で23年目を迎えるだけに、コースの隅々まで知り尽くしているといっていい。しかし、だからこそのプレッシャーがあったという。

「スタートホールのティグラウンドに立ったとき、なんともいえない緊張感がありましたね。負けられない気持ちというのか、少しでも長くプレーしないといけないという気持ちでした」

 地の利があるだけでなく、対戦相手は昨年初シードを獲得したばかりの塚田陽亮だった。当然、周囲は格下と見るだけに、勝って当然という雰囲気に包まれる。しかし、藤田には嫌な予感もあった。

「先週(フジサンケイクラシック)の最終日に同組で回っているんですよ。本来ならボクがプレッシャーをかける立場ですが、前週、一緒にラウンドしていると、先輩相手でもけっこう思い切りいけちゃうんですよ。しかも、塚田選手がいいゴルフをしていたのを見ていただけに、なんとなく嫌だなと」

 1番ホールをとり、すぐに負のオーラを消し去ったのか、終わってみれば、下馬評通り、6&4の圧勝だった。しかし、いつもは2オンしか狙わないコースで2打目を刻んだり、ピンをデッドに狙わず安全なところに乗せたりするなど、妙に慎重に攻める違和感もあった。そんな気持ちを和らげてくれたのが、キャディの山本あす香さんだ。今季の藤田は、レギュラーツアー以外の試合では、なるべく葛城GCの研修生をキャディに起用しているが、今回は山本さんが選ばれた。

「実際に近くで男子プロのプレーを見ることで、何かを感じ取ってほしい」

 と藤田。そのいっぽうで、風の読みやラインなどをアドバイスしてもらい、助かったという。また、山本さんも次のように語る、

「男子と女子では攻め方が違いますし、スイングも違います。腰の切り方とかすごいですよね。だからヘッドスピードも違うんだろうなと思いました」

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