【今週の宮里藍】2勝したコースでも今年はグリーンに苦戦

ParOn.(パーオン) / 2014年9月15日 12時12分

過去2勝と相性のいい大会で初の予選落ちを喫した宮里藍 ザ・エビアン選手権(2014)(2日目) 写真・Getty Images

 今季最後のメジャー、ザ・エビアン選手権に出場しました。

 この大会は藍ちゃんにとって特別な思いがあります。まだメジャーに昇格する前でしたが、2009年に米ツアー初制覇を挙げたのがこの大会、18番グリーン上で大きなガッツポーズをしたのが目に焼き付いています。そして2011年に大会2勝目を挙げました。だからコースもグリーンも知り尽くしているはずだったのですが、昨年からメジャーに昇格したため、コースは改造されグリーンも張り替えられました。そのせいでしょうか、今年はグリーンに翻弄されてしまいました。

 初日から3オーバーと出遅れ、ショットは悪くないのにこの日は31パット。巻き返そうとスタートした2日目は出だしから3パットでダブルボギー、2番パー3もボギーと2ホールで3つスコアを落とすと、後半の12番パー4ではティショットが右に出て、まさかのOBとなりトリプルボギーの7。さすがの藍ちゃんも少し気持ちが切れてしまい、77と崩れて、通算9オーバーで予選落ちになってしまいました。

 06年から毎年出場していましたが、ここでの予選落ちは初めて……。藍ちゃんにとって大変厳しい結果です。「パットはよくなっている」というものの、なかなか結果には結びつきません。

 そんな藍ちゃんですが、「生まれて初めてシード落ちの心配をしている」と現在は本当に切羽詰まった状況です。米女子ツアーは賞金ランキング80位までの選手に賞金シードが与えられ、来シーズンの出場資格で最優先されます。今大会を終えて藍ちゃんの賞金ランキングは84位、つまり“超”瀬戸際です。

 それでも安心なのは、万が一80位以内に入れなくても、賞金シード以外の出場資格で優先順位5番目に「過去4年以内に年間2勝以上の選手」というカテゴリーがあります。藍ちゃんは2012年に2勝を挙げてるので、来季は米ツアーで戦うことを保証されています。

 藍ちゃんは、このまま米国に戻ってアラバマ州に直行し、ヨコハマタイヤ・クラシックに出場。ここで順位を上げれば、まだまだ10月からのアジアシリーズにも出場できます。

 焦らずに自分のゴルフを取り戻す、そんな気持ちで頑張ってほしいと思います。

文・武川玲子

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング