【コラム】プレーオフ4戦2勝と、圧倒的な強さで“年間王者”に輝いたB・ホーシェル

ParOn.(パーオン) / 2014年9月16日 11時37分

圧倒的な強さで“年間王者”に輝いたビリー・ホーシェル 写真・Getty Images

「逆転劇がエキサイティング」と始まったフェデックスカッププレーオフ。だから“プレーオフ”で本当に良いプレーをしないと“年間王者”にはなれない。逆にいうと、プレーオフで良いプレーをすれば“王者”を獲得できるということ。それを見事に実行したビリー・ホーシェルが、1000万ドルのボーナスを手に入れた。

 69位でレギュラーシーズンを終えたホーシェル。プレーオフ第1戦のザ・バークレイズでは予選落ち。その結果ランキングは82位に後退したが、100位までが出場できるドイツ銀行選手権へと進んだ。そして、すべてのドラマはここから始まったのだ。

 ドイツ銀行選手権の最終日、最終組でプレーしていたホーシェルは、最終18番(パー5)でバーディを奪えば、首位のクリス・カークに追いつくという場面。ホーシェルは6番アイアンでひどいミスショットを放ち、グリーン前の池に入れて2位。だが、これでランキングは20位に大きくジャンプアップし、第3戦のBMW選手権の出場権を得た。

 そしてBMW選手権で勝利、その勢いで最終戦のツアー選手権も制すると、プレーオフ4戦中2勝。圧倒的な強さで“年間王者”に輝いた。

 ホーシェルに敗れたのは、レギュラーシーズンのランキング1位、今季は全英オープン、全米プロのメジャー2勝、7~8月には出場試合3連勝をやってのけた25歳の“王者”ロリー・マキロイだった。

 あれだけ強いマキロイだが、プレーオフではミスの連続。BMW選手権ではなんと4パットが2回。ツアー選手権の最終日はホーシェルと並んで首位で出ながら、6番(パー3)ではティショットを池に入れてダブルボギー、9番からまさかの3連続ボギーで後退すると、ホーシェルに追いつくことができず、“年間王者”は達成できなかった。

 すべての戦いが終わった米ツアーだが、もう一つ今季の王者を決める戦いがある。これから選手たちの投票で決める“プレーヤー・オブ・ザ・イヤー”だ。誰に投票するかと聞かれたホーシェルは、迷わず答えた。

“ロリー・マキロイ”

「メジャー2勝、大試合に3連勝。僕の中ではロリーに決まっている。この6カ月ほどの彼の戦いぶりは、誰も足元に及ばないよ」とホーシェル。

 投票の結果は今月末に発表されるが、マキロイが最有力候補なのは間違いない。どうやらこちらは大きなドラマはなさそうだ。

文・武川玲子

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