北田瑠衣「来季シード権へつなげる試合に」

ParOn.(パーオン) / 2014年9月19日 21時22分

あまりに久しぶりの首位に少し不安も見せる北田瑠衣 マンシングウェアレディース東海クラシック(2014)(1日目) 写真・村上航

マンシングウェアレディース東海クラシック(9月19~21日、愛知県・新南愛知CC美浜C、6375ヤード、パー72)

 初日から6バーディ、ノーボギーの66で単独トップに立ったのは北田瑠衣だった。

 特に今日はロングパットがさえた。8番は6メートル、12番は5メートル、13番は8メートル、15番は6メートルのバーディパットを沈めた。

「昨日からピンタイプのパターからマレットタイプに変えたのですが、弱く打ってもスーッと伸びてくれたのがよかったです。ラッキーなバーディもたくさんありましたけれど、ボギーを打たなかったことには満足しています」

 あまりに久しぶりの首位だったからか、その表情からは喜びと少しの不安が読み取れた。

「すごく久しぶりのトップでうれしいですが、ショットとパターがよくての66とよくない状態の66とでは感触が違いますよね。今の私のショットの状態を考えると少しできすぎかなとも思います」

 喜びもある一方で、明日以降に今日のゴルフをつなげていきたいが、

「それが本当にできるのか…」

 という不安が北田の脳裏をよぎる。

 というのも、今季も残り10試合(最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを含む)と迫る中、来季の賞金シードを獲得できるかどうかの瀬戸際に立たされている。現在、北田の賞金ランキングは50位で1334万6100円。来季賞金シード権のボーダーラインは1900万円前後と言われており、そこに到達するには残りの試合で約600万円を稼ぐ必要がある。

 北田は2007年シーズンから今年まで賞金シードの資格でレギュラーツアーに出場しつづけているが、仮に今年シードを落とせば05年(賞金ランキング60位)以来、2度目のこととなる。

 だからこそ、そこだけは避けたいとの思いは人一倍強い。

「この時期に来年のシード権のことを考えなければならないのは、本当に久しぶり。だからこそ頑張らないといけませんよね。最近は予選落ちも少なくなってきているので、残り二日間でいいゴルフをするんだという気持ちでやっていきたいです」

 北田は同じ組で回った葭葉ルミや勢いのある成田美寿々のプレーを見ながら、

「飛ばして、ピンの根元を狙っていく勢いのあるゴルフ」

 と表現した。そして、

「若い世代と自分たちの世代のゴルフのプレーの変化、時代の変遷を実感しますね」

 と苦笑いする。簡単にトップを明け渡す気はさらさらない。

「正直、今シーズンの中盤で予選落ちが続いたときは気持ちが落ち込んでいたけれど、今はシード権獲得に向けて逆に気持ちが引き締まったというか、最低限でもそこはクリアしていく気持ちでいます」

 訪れたチャンスをものするため、「残り2日間は平常心でいく」と前を向いていた。

文・キム ミョンウ

ParOn.(パーオン)

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