【コラム】宮里藍ら、明暗分かれた日本勢…それぞれの道を進む

ParOn.(パーオン) / 2014年9月23日 13時3分

3週間の充電を経て、次の戦いに備える宮里藍 写真・Getty Images

 米国アラバマ州プラットビルのRTJ Gトレイルで開催されたヨコハマタイヤLPGAクラシックは、24歳のハー・ミジョン(韓国)が最終日に66をマーク、世界ランキング1位のステーシー・ルイス(米国)を振り切り、2009年以来のツアー通算2勝目を挙げた。

 ハーは今季前半戦は不振だった。シーズンが始まってから、10試合中6試合が予選落ちで2試合が棄権。8月以降、ようやく好調を取り戻して3試合連続でトップテン入り、そしてこの優勝で賞金ランキングも19位に浮上し、10月以降に舞台をアジア~メキシコに移す7試合の出場資格も確定させた。

 実は今大会は10月以降、舞台をアジア~メキシコに移す7試合の出場権を得る最後の試合。下位選手にとっては、ここで上位に入ってなんとかアジア戦につなげ、さらには今季最終戦のCMEグループツアー選手権(11月20~23日・米フロリダ州ネープルズ)を目指すチャンスでもあった。

 逆をいうと、今大会の結果次第ではアジア戦に出られず、最終戦も出られないとなると、ここが今季最後の試合になってしまう、そんな岐路でもあった。

 今季は不振が続く日本勢は、そのまま明暗が分かれる結果となった。

 残念ながら“暗”となったのは宮里藍。今大会27位に終わり、賞金ランキングは83位。アジア戦はほぼ絶望的で、今大会が今季最後の米ツアーになる可能性大だ。

 30位だった宮里美香も同様で、賞金ランキングは90位。今後の米ツアーには出られず、ディフェンディングチャンピオンの日本女子オープンと森永レディスに出場を予定している。

 1打及ばず予選落ちした有村智恵は、賞金ランキング106位。ひとまず日本に戻り、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンから3連戦するが、来季のシード権も危うく、今後は12月の最終予選会も視野に入れて調整する。

“明”となったのは上原彩子。11位と今季の自己最高位を記録すると、賞金ランキングも67位に浮上。アジア戦も4試合が出場確定し、まだまだ上位を目指す機会を得た。39位だった野村敏京も、賞金ランキング35位でアジア戦すべての出場権を得た。

 思いのほかシーズンが早く終わってしまった宮里藍だが、今後は日本ツアーでの出場も模索中だ。

「ずっと煮詰まった状態が続いていて、正直エネルギーも使ったので、少し休みたいという気持ちもある。これから3週間休むので、日本でどれくらいやるのか、推薦も頂かないといけないので、ゆっくり考えたい」と宮里藍。

 2015年シーズンは1月に開幕、それぞれの道で来季を目指す。

文・武川玲子

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