シニアの星・室田淳がレギュラーツアーで奮闘中

ParOn.(パーオン) / 2014年9月25日 20時36分

ジャンボ尾崎の持つ最年長優勝記録更新も見える2位スタートの室田淳 アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ(2014)(1日目) 写真・佐々木啓

アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ(9月25~28日、茨城県・大利根CC西C、7117ヤード、パー71)

 うす暗い中でホールアウトしたシニアの星、59歳の室田淳が輝いた。4バーディ、1ボギーの68、3アンダーで回り、首位と2打差の2位タイ。まだ初日ではあるが、尾崎将司の持つ最年長優勝記録(55歳241日)の更新に絶好のスタートを切った。

 室田はレギュラーツアー通算6勝を挙げ、05年にシニア入り後、シニアとレギュラーツアーをまたにかけて活躍している。昨年は、日本シニアオープンなど3勝を挙げ、2位に3000万円以上の差をつけて3度目のシニアツアー賞金王を獲得。一方で、毎年レギュラーツアーのQTを受験し、今季は16位に入って出場中。今季はここまで8試合に出場して6試合で予選通過(棄権2回)している。

 59歳でレギュラーツアーに出場するだけでもすごいことだが、昨年は東建ホームメイトカップで3日目を終えて3位(結果は20位タイ)、一昨年はANAオープンで3日目を終えて3位タイ(結果は6位タイ)と、毎年どこかの試合で上位に顔を出しているスーパーシニアである。

 今週は、ディフェンディングチャンピオンの北関東シニアオープンに出場予定だった室田だが、急遽主催者推薦(特別承認)をもらったことで、今大会に出場している。

「ディフェンディングだし、シニアに出たかったけど、ありがたく好意を受けることにしました。シニアの大会には申し訳ないけどね」

 主催者とシニアの大会に恩返しをすべく、好スタートとなったが、開催コースの大利根CCは、室田のメンバーコースでもあり、誰よりも熟知している。

「試合を開催すると、このコースは一段と雰囲気がいいですね。ラフは深いからフェアウエーキープが大切。グリーンを奥に外すと難しいからダメ。フェアウエーは極端に狭くしていないし、公平なセッティングだと思うよ。今日はティショットがよかった」

 この日の室田はパー3を除く14回中、13回フェアウエーをキープし、出場選手中堂々の1位。雨で湿ったラフに苦戦する選手が多い中、フェアウエーから我が庭を攻略した。

「(7月に痛めた)腰がよくない。あまり練習できていないんだけどね。でも、今ドライバーがけっこう飛んでいる。自分のゴルフに明るい兆しが出てきた。明日はどうなるか分からないけど、フェアウエーを外さず、グリーンをとらえて、チャンスにつけてバーディを取りたいね」

 プロゴルファーである以上「レギュラーもシニアも試合は職場」と30年以上プロ生活を続け、今でもレギュラーツアーにこだわっている。

「スイングは固まることがない、必ず少しづつ変わる。自分の体をコントロールしながら、一生何かを求めている」

 というのが室田のスタイル。今はゴルフの状態もいい。アジアナンバー1を決める大会で、シニアの星が輝き続ける。

文・小高拓

ParOn.(パーオン)

トピックスRSS

ランキング