有村智恵が米ツアーでの苦悩乗りこえ、優勝戦線へ!

ParOn.(パーオン) / 2014年10月3日 20時38分

有村智恵は日本時代の強かったころの輝きを取り戻せるのか!? 日本女子オープン(2014)(2日目) 写真・佐々木啓

日本女子オープン(10月2~5日、滋賀県・琵琶湖CC栗東・三上C、6522ヤード、パー72)

「久しぶりにいい内容のゴルフができました」

 開口一番、そう語る有村智恵の表情には安堵感が漂っていた。

 今季、米女子ツアーを主戦場にする有村は、大会2日目に6バーディ、1ボギーの67でスコアを伸ばし、通算6アンダーのトップタイに立った。

 インスタートの有村は11番(パー4)、16番(パー5)でバーディを奪い、ここでいいリズムが生まれた。

「ここ1~2年、二日目がとても嫌いで、ずっと予選通過ばかり意識しながらラウンドしていました。先週もそんな感じでゴルフが小さくなっていたので、今週はどんな成績でもいいから、思い切って攻めようという気持ちでスタートしました。前半でバーディがポンポンと来たので、後半から気持ちを切り替えてしっかり攻めようという気持ちになれたのがよかったです」

 後半も1番(パー5)、2番(パー3)ではピン側1メートルのバーディパットを沈めて連続バーディ。5番(パー5)でボギーをたたくも、6番(パー3)と8番(パー4)をバーディで締めくくった。

 今日一日の出来は有村にとって、気持ちいいゴルフであったのは間違いない。米ツアーでは予選通過さえままならない試合が増え、今季の賞金ランキングは106位。もちろん、残りの試合には出場できず、来季出場権がないことから、12月に行われるファイナルクオリファイングトーナメントへの出場を余儀なくされた。

 久しぶりに日本へ帰ってくると、周囲の声は有村の不調に話題が集まるようになった。

「キャディさんと話していても、『日本でやっていたころと何か違うよね』って言われて。前まではピンしか見ずに、ガンガン攻めていたとか、パットもグリーンを出てしまうくらいどんどん打っていたのに、打てなくなってしまって……」

 米ツアーで結果が出ない苦しい日々が、有村から自信を奪ってしまったのだろうか。

「日本から米国に行って、感じるのはコースのセッティングの難しさです。一つのミスが大きな命取りになることがたくさんあって、毎試合、そういうプレッシャーがかかってきます。ひと時も油断できない状況がほとんどで、常に頭をフル回転させないとスコアを落としてしまいます。そうしたところで、自分のプレーに迷いが出てきてしまったのかもしれません」

 有村は今でも自分との戦いが続いている状態だ。うまくいかないことが続き、そこから脱出しようともがき続ける苦しさは他人が知りえるものではない。

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