成田美寿々、“相談役”からの忠告が実を結ぶ!?

ParOn.(パーオン) / 2014年10月11日 19時46分

3打差を逆転し今季4勝目、獲得賞金1億円越えを狙う成田美寿々 スタンレーレディス(2014)(2日目) 写真・村上航

スタンレーレディス(10月10~12日、静岡県・東名CC、6561ヤード、パー72)

 この展開を今年、何度見たことだろうか。またしても成田美寿々が首位を追う展開で最終日を迎える。

 首位と1打差の3位タイからスタートした成田。5番のパー4ではティショットを右に曲げてバンカーのアゴにピッタリと寄り添うようにボールは止まった。ここは出すだけでボギーが先行したが、落ち着いたプレーが続いた8番パー5。3年前に有村智恵がアルバトロスを記録した“何かが起きる”ホールで、成田が大観衆を沸かせた。

「入れにいった感じではなかったですけど、いい結果になりそうな予感はありました。入っていなければ2メートルくらいはオーバーしていたかもしれませんけど(笑)」

 ティショットをフェアウエーセンターに運ぶと、2オンを狙ったセカンドはグリーン右サイドに落ちたが、わずかにこぼれた。ここからのアプローチがガシャンとピンに当たりド派手なイーグルを決めてこぶしを高く突き上げた。調子はよくないという成田にとって値千金のイーグル。後半も二つスコアを伸ばし、首位を行く李知姫から3打差の通算9アンダーでホールアウトした。

「この調子の中でよく頑張ったと思います。80点くらいはつけてもいいかなと。8番のイーグルで生き返りましたね。遠くからしっかりパーセーブしたり、ナイスアプローチもありましたね」

 踏ん張った結果の69。これで日本人勢最上位で、今季4勝目を逆転で狙う。過去5勝のうち4勝は逆転で、それも65が1回、67が3回と猛チャージでの勝利だ。“逆転の成田”の異名を取るが、明日は絶好調の李をどこまで追い上げることができるのか。懸念材料は一つだ。

「最近、最終日に力が入ってしまってパッティングでパンチが入ってしまいます。マンシングウェアレディースのときに、ホールアウトしてロッカールームに入ったら樋口(久子)さんがいらして、『あなたはすぐパンチが入っちゃう。ダメ。あれでは勝てないわよ』と言われました。そのあと中継を見ていたら、解説をしていた樋口さんがテレビでも同じことを言っていて、恥ずかしかったです」

 自身も「見られているのが恥ずかしいくらいのパッティング」と評した状態だった成田にとって、LPGA相談役の喝が奮起材料になっている。

 3試合ぶりに巡ってきた優勝争いの最終日。明日はこの課題をどう克服するのか。優勝すれば初の獲得賞金1億円も突破する。賞金女王獲りを公言する成田の逆転劇は見られるか!?

文・高桑均

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