垣根を越えてディスカッション このままで大丈夫か!? 男子ツアーの将来像

ParOn.(パーオン) / 2014年10月22日 8時0分

日本のゴルフ界の理想的なあるべき姿を模索することを目的に、話し合いが行われた“日本ゴルフビジネスフォーラム” 。その中で、一番注目されたのが“国内男子ゴルフツアーの将来像”だ。人気復活の光明が見えない現在、何が問題か、何をすべきか。熱論の中で赤裸々にされた事実、意見を基に考えたい。
登壇者は、新井直彦氏(日本テレビ放送網株式会社スポーツ局チーフプロデューサー)、神田有宏氏(PGM ホールディングス株式会社取締役)、倉本昌弘氏(日本プロゴルフ協会会長)、橋本友彦氏 (株式会社電通スポーツパートナーズ取締役)、山中博史氏(日本ゴルフツアー機構専務理事)、横田真一氏(プロゴルファー)、横溝健一郎氏(株式会社博報堂DYメディアパートナーズ スポーツ・エンタテインメントビジネス局 局長代理兼スポーツビジネス2部部長)の7人

週刊パーゴルフ(2014年11月4日号)掲載

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“国内男子ゴルフツアーの将来像”のテーマの登壇者は別掲のとおりだが、冒頭に日本ゴルフツアー機構(JGTO)の山中博史専務理事は、次のように述べた。

「1999年に日本プロゴルフ協会(PGA)から分離独立時、あまりにも選手、スポンサーに目が向きすぎていました。ファンに向ける目が欠落していたのは否めません」

 JGTOとなって今年で16年目。99年以前に比べれば、試合数、賞金総額とも下がり続けているのが現状だ(別表参照)。

 なぜ、99年の分離独立時にファンに目を向けられなかったか。ここには、当時の組織体系がある。

「99年以前、PGAは大きく分けてティーチングとトーナメントの2部門に分かれていました。バブルが崩壊したとはいえ、トーナメントに名乗りを上げる企業もまだ多い時代。トーナメント部門はティーチング部門とは比べものにならないくらいの利益を生み出していました。そこで、利益をトーナメント部門だけで確保するという狙いもあり分離独立の道を歩みました。そのとき商品である選手、そしてスポンサーに目が向いたというわけです」(ツアー関係者)

 当時はAONをはじめ、人気、実力選手も多く、「黙っていてもギャラリーは来る」(前出・ツアー関係者)という時代。現在、男子ツアーは選手のファンサービス、社会性の低下が問われているが、発足当時のJGTOにも一因があるということだ。

 現在は選手会と協力の下、身だしなみ、ファンサービス、スポンサーとの関係と、すべての面で見直して向上を図っている。服装規定違反者は罰金と、少々初歩的な指導も行っているが、変わらないといけないという雰囲気はJGTO、選手内にも感じられる。

ParOn.(パーオン)

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